四国・九州アイランドリーグが開幕!

4年前に話題を集めた野球独立リーグが変革中!

2008.04.17 THU



写真提供/時事通信
4月5日に4年目のシーズンが開幕したプロ野球独立リーグの「四国アイランドリーグ」(以下IL)。様々な不安を抱えたスタートから丸3年。ここまで廃止せずにリーグを継続できたことは喜ばしい事実。さらに注目すべき改革の動きも出ている。

最も大きなトピックは、球団数の拡張だろう。実は今季より、ILは九州の福岡と長崎に球団を増設。全6球団となり、名称も「四国・九州アイランドリーグ」にリニューアルしたのだ。

球団数増設の狙いは経営基盤の強化。ILは「プロ野球(いわゆるNPB)を目指す若者がプレーする場を提供する」というのが理念。当初は選手に厳格な年齢制限があり、元NPB選手の入団も不可能だった。ところが観客動員で苦戦すると、2年目からは育成の理念は掲げつつ、集客にも力を入れるように。たとえば運営会社IBLJの事業部扱いだった各球団を分社化して興行権を譲渡。各球団が独自に集客事業などを行って利益を出せるようにした。今回の球団数拡張も「四国だけで黒字を出すには時間がかかる」という考えからだ。選手についても、年齢制限の幅を広げたり、元プロ野球選手の受け入れも特例で承認。知名度、話題性のある選手が加入しやすくなっている。

目的である育成面でも徐々に結果を残している。3年目の昨季はILとの関係を深めようとしている千葉ロッテの指名が目立ったものの、一挙6人がプロ野球入り。さらにメジャーリーグもILに注目。3月に香川の松尾晃雅がレッドソックスとマイナー契約を結んだ。リーグ開始から3季過ぎ、スカウトもリーグのレベルを把握。積極的に組んだプロ野球2軍とのゲームも、選手のアピール、そして力量を図る場として機能。指名選手増につながった。

常に新たな改革を行っているIL。日本に野球独立リーグが定着するための、よき成功モデルになれるか、今季も注目したい。


関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト