CL、各国リーグの終盤戦が熱い!

超ビッグマネーがうごめくサッカー界のビジネスゲーム

2008.04.24 THU



写真提供/Clive Brunskill/Getty Images/AFLO
4月末には決勝の組み合わせが決定するチャンピオンズリーグ(以下、CL)。そして、5月に入っていよいよ最終節を迎える各国リーグ。今年も欧州の熱いクライマックスがやってきた。当然、テレビでは熾烈な優勝争いが報じられているのだがここでは、少々別の視点で欧州サッカー界を眺めてみよう。

「この時期、優勝の行方以上に気になるのが各国リーグの2~4位争い。来年のCL出場権を巡り、クラブの存続をかけたような真剣勝負が見られます」(サッカージャーナリスト・木野義晴氏)

ハイレベルかつエキサイティングなCLには、前年の各国リーグの上位最大4クラブが出場するルール。つまり、今年の出場クラブは06-07シーズンの成績優秀者だ。

「世界が注目するCLには、多額のスポンサー料や放映権料が集まります。主催者のUEFAは、運営費を差し引いた利益を出場クラブに分配しているのですが、その金額がハンパじゃない。言葉は悪いですが、クラブがこの金欲しさに監督や選手の尻をたたいている一面もあるんです」(同)

分配金について説明しておこう。現在のCLは、本戦への参加料として全32チームに各々約5億6000万円が保障されているほか、試合数や勝利数に応じて約2億~5億円の固定ボーナスが設定されており、また優勝すれば約10億円、準優勝でも約6億円の賞金が上積みされる仕組みだ。さらに、これに加えて余剰金が分配されるため、たとえば、昨年の王者であるACミランには、約60億円(クラブ総収入の約22%)もの巨額が転がり込んだとされている。

「要するに、CLへの出場いかんがクラブの収入に直結しているわけです。CL常連のビッグクラブなどは、結構このお金をあてにして選手補強を行っているので、出場権を逃すと経営に響くでしょうね」(同)

巨大なビジネスに発展した欧州サッカー界。リーグ終盤が盛り上がる要素として、こうしたウラ事情があることも知って損はないだろう。


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