マンUか、チェルシーか…?

史上初のイングランド勢対決CL決勝戦を制するのは!?

2008.05.15 THU



写真提供/John Peters/Manchester United via Getty Images/AFLO
長く険しい戦いが、5月21日のモスクワでついにファイナルを迎える。UEFAチャンピオンズリーグ(以下CL)である。

決勝戦に勝ち上がってきたのは、ともにイングランドのクラブだった。マンチェスター・ユナイテッド(以下マンU)とチェルシーだ。同国勢対決はCL史上3度目で、イングランド勢同士は初めてとなる。

それも当然かもしれない。チェルシーのオーナーであるアブラモビッチをはじめ、イングランドのクラブ経営には世界の有名投資家が参入している。米国の『フォーブス』誌によれば、マンUは世界一裕福なクラブで、チェルシーも8位にランクされる。ちなみに、CLベスト4のリバプールは4位、同ベスト8のアーセナルは3位だ。

豊富な資金力を背景に、各クラブは優秀なタレントを集めた。世界最高峰の選手たちが、日常的に切磋琢磨しているのだ。個々のチームが高いクオリティを弾き出せるのは当然で、対戦相手との激しい攻防がさらなるレベルアップを促す相乗効果をもたらした。準決勝第2戦の先発に、マンUは5カ国から6人、チェルシーは7カ国から7人の外国人を起用している。両軍の戦術的な嗜好には共通点がある。4バックをベースとした攻撃性豊かなサッカーだ。モウリーニョ前監督指揮下では守備的と揶揄されたチェルシーも、グラント現監督のもとではよりアグレッシブな姿勢を打ち出している。

モスクワでのファイナルには、大会得点王争いもかかっている。ここまで7ゴールのC・ロナウド(マンU)と、同6ゴールのドログバ(チェルシー)のプレーには注目だ。また、バルセロナとの第2戦で決勝点をあげたスコールズ(マンU)は、99年の決勝戦を出場停止で欠場した悔しさを今回にぶつける。

対するチェルシーのバラックは、ドイツのレバークーゼン在籍時の01年以来の決勝戦だ。しかし、誰よりも気合が入っているのは、オーナーのアブラモビッチかもしれない。ロシア出身の彼が、モスクワでの決勝戦に興奮しないはずがないからだ。


関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト