中村、松井、長谷部ら海外組も合流!

「W杯アジア3次予選」突破へ“新生JAPAN”のキーマンは?

2008.05.29 THU



写真提供/Enrico Calderoni/AFLO SPORT
今年のサッカー界の6月といえば、日本代表戦である。J1リーグが中断され、W杯アジア3次予選が計4試合行われる。2月にタイを4-1で退け、3月にバーレーンに0-1で苦杯を喫した日本は、2連勝のバーレーンに次いで現在グループ2位となっている。最終予選には上位2カ国が進出できるので、3位のオマーンとのホーム&アウェイを制するのが最優先事項となる。

チームは頼もしい戦力を迎えている。これまで所属クラブとの日程調整がつかなかった海外組が、岡田武史監督のもとに初めて合流したのだ。

決定的なパスを供給できる中村俊輔と、ドリブル突破が持ち味の松井大輔は、タテへの推進力に欠けていたチームを劇的に変える期待感がある。また、1月にヴォルフスブルク(ドイツ)へ移籍した長谷部 誠は、攻守に力強さを増しての復帰となった。ボランチでは鈴木啓太や中村憲剛らが重用されてきたが、ドイツで揉まれた24歳はチームの核となる可能性を秘める。

もっとも、海外組はオシム前監督にも招集されていたタレントである。『脱オシム』を掲げる岡田監督にとってのキーマンは、田中マルクス闘莉王ではないだろうか。

タイ戦では4バック、バーレーン戦では3バックで戦ったが、闘莉王は2試合ともケガで欠場している。その一方で、今季の 闘莉王は所属する浦和レッズでボランチや攻撃的MFでプレーしている。Jリーグで日本人トップの6得点を記録している彼がどのポジションで起用されるかで、指揮官の狙いが透けて見えるはずだ。

今回のメンバーには初代表の選手も含まれているが、W杯予選での起用にはリスクが大きい。5月下旬に強化試合を2試合消化したとはいえ、ホームでは負けられない重圧がのしかかり、アウェイでは暑さなどの過酷な状況に直面するからだ。「個」の力で局面を打開できる中村(俊)と松井、新境地を開きつつある闘莉王という武器を加え、日本代表は勝負の6月に挑む。


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