けっこう安いとの噂が飛び交いますが…

ボクシングのファイトマネーって一体どういう仕組みなの?

2008.06.19 THU



写真提供/中西祐介/アフロスポーツ
亀田一家が、今度はファイトマネーの未払いを巡り協栄ジムと法廷争いも辞さない様子。普段、試合観戦に夢中であまり気にもしなかったけど、そもそもボクシングのファイトマネーってどんな仕組みになっているんだろう?

「1試合あたりのファイトマネーは、例外はあるものの、基本的には、デビュー戦の4回戦なら規定で6万円、6回戦に上がれば10万円程度になっています。そこからマネジメント料としてジムが33%取るので、手取りは4回戦約4万円、6回戦6万7000円ですね。その割合はチャンピオンになっても変わりません。ジム側はそれ以上は取ってはいけないルールなんです」と教えてくれたのは、元WBA世界ジュニアバンタム級チャンピオン・飯田覚士さん。

なかなかシビアな金額。ちなみに勝った方が多くもらえたりってことあるんですか?

「タイトルマッチなどの大きな試合であれば、その選手がどれくらい集客数が見込めるか、テレビの放映権料がどれくらいかによって金額が決まるので、勝敗は関係ないんです。ランキングが何位とか、チャンピオンかどうかで上がるわけでもないんですが、人気があって強い選手は額が上がります。それだけ集客の見込みがありますから。逆に下手な試合をしたり、負けたりすると額が下がってしまいます。プロボクサーとしての年収が20万円以下なんて選手もざらにいますよ」

それだと生活も大変じゃないですか?

「もちろん不満はあるとは思いますが、お金のためでなく勝ちたいという思いとか、チャンピオンベルトのために闘っているんです。それでこそ本物のボクサーでしょう。ただ、ほんのひと握りの人たちは、1試合で億単位のファイトマネーを手に入れることができる。そんなドリームが確実に存在する世界なんです」

積み重ねた勝利の先には、一般人のとうてい及ばぬ成功の可能性が! 苦しい下積みを経て、勝利を手にする選手の姿を観に行けば、明日からも仕事に励む元気がもらえるかも?


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