JFA新会長が構想をぶちあげ

「秋春制」が導入されたらJリーグはどう変わるの?

2008.09.04 THU



写真提供/AFLO
日本サッカー協会の犬飼基昭新会長が、Jリーグのシーズン開催時期を現行の「春秋制(春開幕~秋優勝決定)」から、欧州リーグで一般的な「秋春制(秋開幕~翌年春優勝決定)」への変更を検討していると発表。その賛否を巡ってサッカー業界に波紋が広がっている。早ければ2010年の秋から実施される可能性もあるというが、もし実現したらJリーグはどう変わるのか? この件について、犬飼新会長への直撃インタビューも敢行した『週刊サッカーダイジェスト』の川原崇編集長に聞いてみた。

「アイデア自体は、以前からJリーグ内で何度も提案されてきた長年の課題なんです。様々な問題があって見送られてきましたが、犬飼新会長は実務家としてもキャリア豊富なやり手ですから、なんとしても実現すべきという明確なビジョンがあるようですね」

そもそも秋春制を導入するメリットは?

「スタミナ消費の激しいサッカーは、世界的には冬のスポーツ。酷暑の時期がオフになれば、選手のコンディションは確実に向上します。高い運動量を維持でき、観客にとっても見ごたえのある高レベルなゲームが期待できるでしょう。また、シーズンオフの時期も欧州と合うので、海外クラブとの選手移籍が活発になる可能性も高いです」

つまりリーグ全体のレベル向上につながるということですね。

「ただ、Jリーグのクラブやサポーターには、日本のスポーツ文化となじみやすい春秋制で、すでに15年間積み上げてきた歴史があります。秋春制の導入は、その歴史を一部にしろ手放すことでもある。結果としてファンが減るかもしれないし、より広い客層を取り込む起爆剤になるかもしれない。少なくないリスクがある以上、いろいろな立場からの意見を広く求めるべきでしょうね」

なお、Jリーグの現最高責任者である鬼武チェアマンは「JリーグのことはJリーグで決める」と見解を保留している。日本サッカー界の将来に大きく影響する決断だけに、今後も議論は続くようだ。


関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト