あのロナウジーニョも新天地へ

欧州サッカー今期はどうなる?バルサ&ミランの行方

2008.09.18 THU



写真提供/Enrico Calderoni/アフロスポーツ(左) 写真提供/MarcaMedia/アフロ(右)
今年も欧州各国のリーグ戦がスタートしたが、日本でも知名度が高いビッグクラブ、バルセロナとACミランの周辺が妙に騒がしい。

それもそのはず。昨季、バルセロナは2季連続の無冠という屈辱を味わい、ACミランに至っては7季ぶりにチャンピオンズリーグの出場権を逃す失態を演じた。両雄にとって再建は急務。そんな意気込みが、夏の移籍市場で明確に表れたのである。

ライカールト前監督の解任に始まったバルセロナの改革は、無情かつ大胆に、テキパキと進められた。ロナウジーニョやデコといった黄金時代構築の功労者にあっさりと見切りをつけ、ベラルーシの至宝フレブやブラジル代表の超攻撃的サイドバック、ダニエル・アウヴェスら即戦力を次々に獲得。世界屈指のアタッカーに成長したメッシに背番号10を託し、気鋭の青年監督、ジョゼップ・グアルディオラに指揮権を預けた。

グアルディオラは「ドリームチーム」と呼ばれた80年代後半~90年代前半のバルセロナの中心選手で、「ペップ」の愛称で今も絶大な人気を博すカリスマ的存在だ。トップチームでの監督経験こそないものの、昨季、2軍に相当するバルセロナBで示した指導力は折り紙つき。元同僚のフィーゴ(現インテル)も「ペップには監督として成功する資質がある」と太鼓判を押す。

一方、無情なバルセロナとは対照的に、ACミランは温情に満ちた改革を実行した。チェルシーで酷評されたかつてのエース、シェフチェンコを呼び戻し、バルセロナでダメ出しを食らったロナウジーニョを約32億円もの大金を投じてお買い上げ。結果を出せない指揮官アンチェロッティには、フロントが「戦力は揃ったのだから」と続投を決めた。

ところが、待ちに待ったリーグ開幕戦で、両者は格下を相手にまさかの敗戦を喫した。1年は長い。たかが38試合のうちの1敗だ。まだ大丈夫。でも、ホントに大丈夫? 改革の黒星スタートは両雄の真価を問う試練。そう前向きに解釈して、今季も欧州サッカーを存分に楽しもう。


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