南アフリカW杯、最終予選中ですが…

W杯最終予選はなぜこんなに長くかかるの?

2008.10.02 THU



写真提供/YUTAKA/アフロスポーツ
2010年の南アフリカW杯アジア最終予選が、9月6日に開幕した。日本はアウェーでバーレーンを3‐2で下したが、いまひとつ盛り上がりに欠けた印象は拭えない。

ドーハの悲劇で有名な1993年の最終予選は、当該国ではない中立地カタールで集中開催。約2週間で決着がつく簡潔さが、興奮と落胆を呼んだ。97年の最終予選も約2カ月間のホーム&アウェーで行われたので、試合の位置づけを把握しやすかった。

それが今回は、9カ月に及ぶロングラン。

「どうしてこんなに長いの? 大切なのはどの試合?」という声が聞こえてきそうだが、これにはちゃんとした理由がある。

かつてのアジア諸国は、国外クラブに所属する選手が少なかった。このため、参加国同士が国内リーグの調整をすれば、W杯予選を集中開催できた。しかし近年は海外クラブへ移籍する選手が増え、欧州各国リーグの日程を無視できなくなってきた。

そこで、FIFA(国際サッカー連盟)が定める国際AマッチデーにW杯予選を開催することになったのである。この日は世界各国リーグが基本的に休みとなるので、国外でプレーする選手の招集が可能なのだ。

欧州や南米は早くからこの方式を採用しており、南米予選は昨年10月から来年10月までの2年間(!)で争われる。欧州も今年8月末から来秋までが予選期間だ。短期集中の明確さには欠けるが、現行の方式こそが世界のスタンダードなのである。

さて、白星発進の日本は、10月15日にホームでウズベキスタンと対戦する。9月5日にカタール、10日にオーストラリアに敗れた同国は、この試合に負けると予選突破の2位以内確保が厳しくなる。日本のホームだが、勝ち点3を狙ってくるはずだ。

迎え撃つ日本は、バーレーン戦同様に長身選手の多い相手守備陣をかき回したい。玉田圭司や出場停止明けの大久保嘉人らが敵陣で機動力を発揮すれば、相手の反則も増える。中村俊輔や遠藤保仁らの直接FKという武器が生きてくるだろう。


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