日本バスケット界の起爆剤となるか?

NBA帰りの田臥勇太が参戦今季の「JBL」を要チェック!

2008.10.09 THU



写真提供/Atsushi Tomura/アフロスポーツ
日本バスケットボールリーグ(JBL)の08‐09シーズンが、9月26日に開幕した。8チームが5回戦総当たりのリーグ戦を行い、上位4チームが来年3月のプレーオフに進出。トーナメントで年間チャンピオンを決定する。

そんなJBLの新規参入チーム、リンク栃木ブレックスにあの田臥勇太が加入した。田臥といえば名門・能代工で1年生からスタメンとなり3年連続で高校総体、国体、全国高校選抜の3大タイトルを制覇。日本人初のNBA入りを果たし、フェニックス・サンズでプレーした。人気、実力ともに、まさに日本バスケット界の至宝といわれる選手だ。今回、能代工時代の恩師である加藤三彦氏が栃木のヘッドコーチに就任した縁でJBL復帰となったが、栃木の年間シートが完売するなど田臥効果は絶大。開幕戦には過去最多3015人の観衆が詰めかけた。

「レッツ・ゴー・栃木」コールが鳴り響く東芝戦では、ポイントガードとしてスピーディーなドライブと広い視野からの矢のようなパス、さらにはノールックパスなどを披露。残念ながら試合には敗れてしまったが、フル出場で元NBA選手の片鱗を見せつけた。ただ、田臥を含め、寄せ集めの戦力で成り立っている栃木だけに、組織力は今一つ。サッカーでいえば中村俊輔のようなキラーパスを出す田臥と、シューターのコンビネーションがかみ合わないシーンも数多く見られた。しかし、今後試合をこなしていけば、日本代表の川村卓也、ランディ・オアーといった能力の高い選手がいるだけに面白いバスケが見られそうだ。

さらにJBLといえば、人気上昇中のアイドル・五十嵐圭(日立)がプレーしている。ポジションも田臥と同じポイントガード。そんな五十嵐とのマッチアップは、これまで完全プロのbjリーグに押され気味だったJBLの巻き返しの切り札になるはずだ。北京五輪の出場権を逃し、役員選考問題でJOCから厳重処分を受けるなど、何かと暗い話題が続いた日本バスケ界。田臥の復帰は一筋の光明になりそうだ。


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