海外リーグではなかなかない!?

Jリーグのチーム順位が毎年激変するのはナゼ?

2008.11.06 THU



写真提供/YUTAKA/アフロスポーツ
何シーズンかJリーグを注視していない人にとって今年の順位は驚きかもしれない。なにしろ昨年14位だった大分トリニータが優勝争いをする一方で、過去には多くのベストイレブンを輩出した強豪・ジュビロ磐田がJ2降格圏内にいるのだから。そういえばJリーグ開幕から常に優勝を争ったヴェルディ川崎(当時)に至っては05年にJ2に降格しているし、今でこそ強豪の浦和レッズもJ2降格を経験している。どうもJリーグは盛者必衰という感じで順位の浮き沈みが激しい気がする。海外も同様なのだろうか? サッカーライターの淺川俊文さんに聞いてみた。

「セリエAの強豪、インテル・ミラノは、一度も下部リーグに降格したことがなく、リーガエスパニョーラのレアル・マドリードも毎年優勝争い圏内。Jリーグのように強豪チームが下部リーグに降格することはめったにありません」

では、なぜJリーグだけが?

「原因のひとつとして挙げられるのは、営業収入が最高の浦和レッズが約79億円、最下位のヴァンフォーレ甲府が約16億円と、海外と比べると営業収入差が小さいことです。海外リーグのトップチームは400億円、下位チーム30億円程度と、資金格差は歴然としています。強豪チームは豊富な資金力で毎年いい選手を大量に獲得するなど、補強に余念がありません。しかし、Jリーグでは放映権料をリーグが一括管理して分配するのでチームごとの営業収入に差がつきにくく、大型補強もしにくい。だからチーム力が均衡し、強いチームでも時には陥落するという現象が起きます」

チーム力が均衡していれば白熱した試合が多くなっていいような気もしますが?

「日本サッカー全体のレベル向上のためには、ACLなどで海外のチームにも勝つドリームチームの存在も必要なのです」

う~ん、白熱したリーグ戦も望みたいけれど、国際試合で日本チームが勝つのも見てみたい。ファンのぜいたくな悩みなのかもしれません。


関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト