天皇賞は牝馬のワンツーでしたが…

今年は牝馬が主役!?有馬記念の注目馬!

2008.12.11 THU



写真提供/時事通信
今年も有馬記念が2週間後と迫ってきた。中央競馬の多くのGIレースでは、獲得賞金の高さが優先的にレースに出走できる条件となる場合が多いが、有馬記念はファン投票を行い、その上位10頭が優先出走権を得るというオールスター方式。別名ドリームレースとも称されるゆえんは、ファンが選んだ人気馬が夢の競演を果たすところにある。

今年最も期待されていた夢の競演は間違いなく「ウオッカ」「ダイワスカーレット」の牝馬2頭。史上最強牝馬との呼び声高い両者は、11月2日に行われた天皇賞・秋で並みいる強豪牡馬を退け、競馬史上に残るマッチレースを繰り広げた。結果はわずか2cm差でウオッカに軍配が上がったが、ファンは舞台を有馬記念に変えての再戦を熱望していた。が、残念ながらウオッカが年内休養のため、再戦は持ち越しとなった。

それでも今年の主役はやはり牝馬。ダイワスカーレット中心となるのは間違いないだろう。ただ、有馬記念は過去52回の競走において牝馬の優勝はわずか3回と、かなり過酷な舞台として知られる。彼女の場合はどうだろうか? 海外競馬評論家の合田直弘氏はこう分析する。

「人間同様、サラブレッドも競走能力については、牝馬より牡馬の方が優れていることが多い。ただ、これまで一線級の牡馬を何度も退けているダイワスカーレットは別格。競馬史的にみても破格の実力を持つ牝馬で、有馬記念の舞台も問題にしない可能性が高い。陣営は海外競馬参戦を最終目標としていますので、日本では簡単に負けられないというのが本音でしょう」

昨今、超一流馬は海外競馬に挑戦する潮流があり、ウオッカ、ダイワスカーレットともに来年、海外遠征を表明。そこを目標とするため、ダイワスカーレットはウオッカのいない今、有馬記念を通過点としなくてはならないのだ。海外を見据え、負けられない一戦。希代の名牝が牡馬をしたがえてゴール板を駆け抜けたとき、世界への視界が開ける。


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