いよいよ今年10月に決定!

五輪開催地に決まったらTOKYOはどう変わる?

2009.01.15 THU



写真提供/フォート・キシモト
マドリード、シカゴ、リオデジャネイロ、そして東京。4都市で争われている2016年の五輪開催地が、今年10月に決定する。下馬評では東京が有力らしいが、開催地に決定したら、東京はどんなふうに変わるのだろうか。

巨大な競技場やホテルを続々と建設し、ムダ使いが指摘された北京五輪。東京もあんなふうになるのなら、五輪なんか来ない方が。と思いきや、東京五輪に向けて、これまでの開発型五輪とはひと味違う、画期的な計画が進められているという。それがサステナブル(持続可能な)・オリンピック。新しい施設を作るのではなく、今ある設備を最大限に利用する計画だとか。構想では、全34カ所の競技場のうち約7割は既存のもの。新設する競技場は、大会後も都民の財産になるような設計にするという。都市計画構想のブレーンである、京都造形芸術大学の竹村真一先生に伺った。

「コンセプトは、東京の再生です。海沿いに建設予定のメインスタジアムと皇居、神宮外苑などの森を緑の回廊として結び、水のネットワークを再生します。東京湾から吹く風を都心にまで運ぶことで、温暖化や都心のヒートアイランド現象を抑制する効果も期待できます」

サステナブルな東京五輪。それは50年前の五輪の施設を上手に利用しながら、五輪後、50年先の地球環境をも考えて都市をデザインするという、壮大な計画だ。

「1964年の東京五輪が、近代都市・東京への通過儀礼だったとすれば、2016年の東京五輪は、持続可能な東京を作るためのチャンスです。経済効果の面でも、五輪景気だけではなく、30~50年後の気候変動や、環境破壊による災害損失のリスクを軽減できるメリットがあります。若い世代にとって、大きな経済効果といえます」(同)

未来の世代へ東京の街を引き継いでいくという発想は、五輪という歴史的イベントがあってこそ。2016年の五輪招致は、50年後の東京をつくるための、大切な投資といえるのかも。


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