佐藤琢磨以来の逸材か…!?

F3「マカオGP」で優勝!“国本京佑・20歳”の実力は?

2009.01.22 THU



写真提供/横浜ゴム
サプライジング・ビクトリー。ヨーロッパをはじめとする世界各国のメディアは、昨年の11月16日に開催されたF3世界一決定戦マカオ・グランプリで国本京佑が挙げた勝利を、驚きをもって報じた。19歳10カ月での優勝は、マカオGP史上2番目の年少記録。日本人としては01年の佐藤琢磨以来、2人目のマカオ・ウィナーとなった。

F3は、若手ドライバーが覇を競うカテゴリーとして日本をはじめ多くの国で開催されており、同じ技術規則の車両によって行われている唯一の国際カテゴリーである。そしてマカオGPは、世界各地で好成績を挙げてきたドライバーが一堂に会し、その年のF3ナンバー1を決めるというスペシャルレース。歴代優勝者にはアイルトン・セナやミハエル・シューマッハといった、そうそうたる面々が名を連ねている。

観光都市マカオの一般道を一時閉鎖して設けられるコースは、全周にわたってガードレールが張りめぐらされ、一発のミスが命取りになる。しかも、常設サーキットのように事前に練習走行を行うことは不可能なため、2回以上の挑戦でようやく栄冠を手にするケースが多い。

だが国本は、この難コースでの一大決戦を初出場にして制してしまった。08年の全日本F3選手権でシリーズ2位を獲得したとはいえ、世界的にはまだ無名で、マカオGP出場者の大半からはノーマークの存在だった国本。それだけに、1周目でユーロシリーズ2位の選手を抜き去ってトップに立つと、そのまま逃げ切った彼のスピードは、本場を自負するヨーロッパ勢をとりわけ青ざめさせることになった。

国本は、トヨタ自動車が運営する若手ドライバー育成プログラム「TDP」の門下生。09年の動向は本稿執筆時点では決定していないが、国内最高峰のフォーミュラ・ニッポンに参戦する可能性が高そう。ゴルフにおける石川遼やテニスにおける錦織圭のように、モータースポーツ界に新風を吹き込む存在となりそうだ。


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