日本人メジャーがすんなり貰ってる…

由来は歌舞伎か? 花札か?エースナンバー「18」のルーツ

2009.02.19 THU



写真提供/ロイター/アフロ
WBC日本代表チームの合宿が始まった。エースとして期待される松坂大輔の背番号は、メジャーリーグでつけているのと同じ18。そういえば松坂は西武時代も18だったし、松坂が憧れた巨人の元エース、桑田真澄の背番号も18だった。そのうえ、同じく日本代表で西武のエース、涌井秀章も松坂から受け継いだ18をつけているし、ダルビッシュ有も北京五輪のときにつけていたのは18。元広島のエース、黒田博樹もメジャーでは背番号18で、さらには楽天のマー君こと田中将大、横浜の三浦大輔。右のエースといわれる投手は「18」をつけている場合が多いのだ。

いったいなんでプロ野球では「18」がエースナンバーとされているんだろう。じつは、メジャーでは背番号18に特別な意味はなく、プロ野球全体にもそういう慣習があるわけじゃない。実際、中日では伝統的に20、東京ヤクルトでは17がエースナンバー。プロ野球の歴史をひもといても、文献を調べてみても、その根拠はすごくあいまいなのだ。たとえば、歌舞伎の「十八番」に由来するという説があったり、足して9になるためか、「おいちょかぶ」からきているという見方もあったり(たしかに、元巨人のV9戦士、森祇晶や古田敦也、西武の細川亨とか、有名な捕手にもなぜか背番号27、カブの選手が多い)。

そのなかで比較的有力なのは、若林忠志や野口二郎といったプロ野球創成期に活躍した大投手が18をつけていたということ。その後、巨人では、藤田元司、堀内恒夫、桑田真澄といったエースの名にふさわしい投手のあいだで18番が引き継がれていき、エースナンバーとしてのイメージを確立。その影響が西武や千葉ロッテをはじめ、他球団にも広がっていったのではといわれている。

ただ最近では、近鉄時代の野茂英雄がつけ、現在はダルビッシュや西武の岸孝之がつけている「11」も右の先発投手にとって重みのある背番号となっている。何番をつけている選手かではなく、どんな選手が背負っているか(いたか)。その点こそが背番号を特別なものにするのである。


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