メジャーリーグにも不況が直撃?

いまだチームが決まらないMLBの大物FA選手たち

2009.02.26 THU



写真提供/Getty Images/アフロ
テレビや新聞を見れば経済危機だ不況だと暗い話ばかり。それなのにメジャーリーガーは何十億円もの契約を結んだりして、住んでる世界が違うなあと思っている人も多いはず。ところがこの冬、そんな夢の世界にも不況の波が押し寄せてきているのだ。

今年の1月になって上原浩治(元巨人)や川上憲伸(元中日)がメジャーの球団と10億円、20億円といった契約を結んだニュースがあったばかりだが、去年アメリカに渡った黒田博樹(元広島)は約40億円で契約。しかも年を越さず12月中に早々と契約がまとまっていた。3人とも日本のプロ野球界ではエース。実績は甲乙つけがたい。それなのに契約が年明けにずれ込み、金額が半減してしまったのは円高と不況のダブルパンチが理由としかいいようがない。

厳しい冬は日本人に限ったことではない。ヤンキースの大投手、ペティットは年俸1000万ドルを主張していたのが550万ドルで再契約。松坂大輔の女房役であるバリテック(レッドソックス)も3、4年の複数年契約を希望していたのが1年契約で渋々サインした。どちらかといえば選手側の希望が通ってきたメジャーの契約交渉で、大物選手が折れるのは数年前までは考えられないことだった。さらに通算500本以上のホームランを打っているラミレス(ドジャース)など、去年までだったら複数の球団が競って獲得に動いたような選手が、すでにキャンプが始まっているのに就職活動中。メジャーリーガーだからといって希望通りの年俸が貰える時代ではなくなっているようだ。

とはいえ彼らも早く仕事場を決めなくてはならない。今年目立つのは出来高払いを増やした1年契約。今年は大型契約をあきらめて、景気回復後に複数年契約を狙おうとしているのだ。と、いうことは1年だけなら年俸の負担も軽く済むので、かつてのフランコ(元ロッテ)みたいにメジャーで首位打者になるようなバリバリのメジャーリーガーが日本のプロ野球に入団、なんていうこともあるかも?


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