目指せ、2016年TOKYO!? 

第6回 選手村で恋が生まれることはあるの?

2009.03.05 THU

目指せ、2016年TOKYO!? 


写真提供/フォート・キシモト 選手村では基本的に2人一部屋。シングルベッドとユニットバス、リビングスペースが配置されたシンプルな作りで、バレーボールの選手の部屋などは、ベッドのサイズがエクストラロングになるなどの配慮も

「選手村」ってどんなトコロなの?



2016年のオリンピック開催候補地が決定する10月まで、いよいよ7カ月を切りました! 東京は最終候補地としてここまで残ってきただけに、東京での開催に期待が高まります。その開催準備に向けて、着々とプランを推し進めている東京オリンピック招致委員会の方の話によると、東京オリンピックの選手村はお台場に設立する予定なのだそう。

果たして、あのお台場にどんな「村」ができるのか? と楽しみではあるのですが、ん? それ以前に「選手村」って一体どんなトコロなんでしょう? ただ選手たちが寝泊りするだけ、ってワケでもなさそうな。選手村には宿泊施設以外にどんな設備が用意されているの?

「レストランにファストフード店、クリーニング店、美容室、クリニックなど日常生活に必要な施設はだいたいありますね。レストランは宗教上の問題もクリアできるように、どこの国の料理にも対応した種類豊富なメニューとなっています。それと、ネットカフェやゲームセンター、ディスコなどの娯楽施設もあります」

と、教えてくれたのはシドニーオリンピック開催時に、選手村に滞在していたというオリンピック・パラリンピック招致委員会の渡部徹さん。ていうか、ゲーセンやディスコまであるんすか!?

「要するに、選手たちが普段暮らしている街を選手村で再現しているのです。強制ではありませんが、オリンピック開催中は選手村で生活する選手が多いため、いつもと勝手が違いフラストレーションが溜まることもあるでしょうし、ましてやオリンピックの緊張やプレッシャーは相当なもの。そんな状況下で少しでもリラックス、リフレッシュができるように、様々な配慮が施されているわけです」(同)

なるほど~。しかし、娯楽施設まであるとは正直ビックリ! しかも、種目によって競技開始時間が異なることから、施設のほとんどは24時間営業なのだそう。そのうえ、飲食や施設利用はすべて無料という至れり尽くせりの待遇。ある意味、「外」の世界より便利かも!? なんだか選手村って楽しそうなんで、ワタシも入村してみたい!

「それはちょっとムズカシイですね。選手村に入れるのは公認されたIDパスを持つ選手や監督、関係者、それとオリンピックの運営関係者のみです。どうしても部外者の入村が必要な場合はゲストパスが発行されますが、選手団本部の厳正な確認のうえでパスポートと引き換えに発行されます」

あら残念。でも、そこまで厳重に警備してこそ、選手のプライベートがしっかり守れるということなのです。

ところで、2016年に東京オリンピックが開催されたと仮定した場合、選手村はどんな環境になるのでしょう?

「東京の場合はヨットやカヌーなどの水上競技もお台場周辺で行えるので、周辺の環境は非常にいいです。90%の競技が選手村から20分以内でその競技場に移動できる点も、立地条件として最高なのでは。そして、なんといっても夜景がきれいでしょうね。これは選手たちも喜ぶんじゃないかな」(同)

ワタシたちが見慣れたあの景色を、世界中の選手たちと共有できるってなんだかちょっとステキ! ぜひとも、お台場のキレイな夜景に癒やされ、試合への集中力を高めていただきたいものですね。
選手村の中にあるゲームセンターの様子。エアーホッケーやサッカーゲームなど、選手たちが自由に遊べる空間になっている。写真は北京五輪のときのもの

選手村での男女の「出会い」に発展はあるの?



2016年の東京オリンピック・パラリンピック開催に向けて、様々な招致活動が繰り広げられているなか、「お台場に選手村を作る」という計画が上がっているそう。選手村といえば、その名の通り出場選手、またはその関係者のみしか立ち入ることができない、一般ピープル立入禁止の聖域。そのうえ、このところ大会ごとに報道される、「オリンピックカップル成立!」の話題を耳にすると、中で暮らす選手たちの生活ぶりが気になるものですよね? 選手村って、そんなに出会いが豊富な場所なの?

「レストランなどの共有スペースでは、各国の選手と一緒になることもありますから、そこで仲良くなることもあるでしょう。報道関係は一切シャットアウトというプライベートが保障されている環境なので、出会いのチャンスは十分にあるんじゃないですかね」

と教えてくれたのは、シドニーオリンピックの際にご自身も選手村に滞在していたという、東京オリンピック・パラリンピック招致委員会の渡部徹さん。普段は何かと注目される選手の動向。マスコミがいない場では、選手たちもお互いに自然体で接することができるので、よりスピーディーに距離が縮まっていくのかも。

ところで、今回「選手村」について事前に調べを進めていたところ、選手村でコンドームが配られているという衝撃的な噂をキャッチしたのですが、これって本当!?

「ええ、本当です」

エエッ!! では、オリンピック期間中に、もし、そのようなことがあったら▲●※!!ってことですか!?

「配布は実際に行ってますが、そのようなことを奨励しているわけではありません。エイズのまん延を防ぐ、予防のためという意味合いのもと配っています」

なるほど、そういう意味なんですね。ただ、現実としてはそのコンドームをお土産として持って帰る外国人選手が多いのだとか(笑)。まぁ、その話は置いといて、その前の段階!

男女が知り合うきっかけを故意に作るつまり合コン的なことって、行われたりするのでしょうか? アテネオリンピックにビーチバレーの日本代表選手として、北京オリンピックでは監督として出場された徳野涼子さんに直撃インタビューしてきました!

「さすがにそれはちょっと聞いたことないですね(笑)。選手村の中にお酒は持ち込めますが、お酒を販売しているところや飲めるお店などもないですし、みんな遊びに来てるわけじゃないですからね」

ご、ごもっともです。

「でも、日本人選手の大事な試合の前は、みんなで集まってエールを送りあったり、そういう場で有名選手と話したり、情報交換する機会がありました。北京オリンピックでは卓球の福原愛選手と話す機会にも恵まれましたよ」

なんとも心温まるエピソードですね。テレビを観てるだけじゃわからない、選手たちの素顔がちょっと垣間見えた気分。

次のオリンピックでは、選手たちにどんな出会いが待ってるのか? 余計なお世話ですが、そっちの方も期待してます! ひとつの競技に人生を懸けて挑み続ける
アスリートって文句なしにステキですよね。

そんな魅力的な男女が「選手村」
(「Athlete village」って呼ぶそう!)
という狭いコミュニティでともに生活をしていたら
恋のひとつやふたつ、生まれたっておかしくないはずです。

これまであまり知られていなかった「選手村」の実態。
今回の取材を通して、その環境に驚きの連続でした!

これはぜひ、本レポートの前任者の小林に五輪出場を果たしてもらい、
選手村の生活を体験してもらいたいものですね。

と、そんな矢先、

アラスカで犬ぞり競技特訓中の小林から
現地のレポートが届きました!
小林は無事、(まだ)生きているようです!!

(小林)
>こちらは、マイナス35度です。
>アラスカから陸路で国境を越えて、
>カナダのホワイトホースという町にやってきました。

>今日、ここから2週間に及ぶ
>ユーコンクエストという犬ぞりレースがスタートしました!

>今日からは取材班も極寒キャンプでレースを追跡します。
>生きて帰れるかしら?

(画像をクリックすると拡大表示します)

生還を祈ってます!

引き続き、オリンピックにまつわる、素朴なギモンや不思議など
皆さんからの投稿もお待ちしてますよ!

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