WBCも侍ブルーだったけど…

日本代表のユニホームに“青”が採用されるワケは?

2009.04.09 THU



写真協力/秩父宮記念スポーツ博物館
「なぜ日本代表のユニホームは青系が多いのか」。日本の2連覇で盛り上がったWBCを観ていて、そんな疑問を持った人もいたはず。侍ジャパンのユニホームは、藍色、赤、白の3色。赤と白は日の丸の色なのでわかるのだが、あの藍色、侍ブルーにはどんな意味があるのか。そういえばサッカー日本代表も、他国の代表チームの多くが国旗の色をベースにしているのになぜか青を使っている。

そこには明確な理由があったりなかったりする。侍ジャパンの藍色の場合、またの名を「褐色」といって、「勝ち色」とも書くことから鎌倉時代の武士が縁起物として好んで着ていた日本伝統の色。長野五輪では日本選手団の公式ユニホームの基調色にも使われている。そこで第1回WBCのときに五輪代表のピンストライプと区別する意味で藍色が採用されたのだが、サッカー日本代表の場合はその理由があやふやなのだ。

現存する日本代表のもっとも古いユニホームは1936年のベルリン五輪のときのもので、色はやはり青。その後、白になったり、あるいは赤になったりしながら、92年に当時の川淵三郎・日本サッカー協会強化委員長が青に戻し、そのままジャパンブルーとして定着。つまり、紆余曲折はあっても基本的に青だったわけだが、その理由は日本サッカー協会も「戦前の資料が残っていないため、わかりません」という。一般的には「青は日本の国土を象徴する海と空の色だから」と説明されることが多いが、これはあとから考えられた理由にすぎない。

はっきりしているのは青が日本代表にとってラッキーカラーだということ。たとえば、先のベルリン五輪では、初出場の日本が優勝候補のスウェーデンを1回戦で破って「ベルリンの奇跡」を起こし、大活躍。そのため青になったという説も根強いのだ。実際、赤や白の日の丸カラーの時代は苦戦続きでさんざんな成績に終わっている。侍ジャパンが「勝ち色」にこだわったように、勝負の世界で縁起のいい色というのはけっこう重要なのかもしれない。

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