週末おでかけレシピ

第7回 もう一度学生時代に戻りたい…!

2009.04.17 FRI

週末おでかけレシピ


まるで高級ホテルのようにスタイリッシュな明治大学の駿河台キャンパス。敷地内には、街路樹やベンチが配されており、なんだか都会のオアシス感が漂っておりました。ほっと一息つくには、もってこいなスポットかも

学生時代にタイムスリップ大学生に紛れて学食を食べてきた!



4月。仕事や学業において、様々なスタートを迎えるシーズンです。先日、たまたま取材で訪れた街でも、どうやら近くの大学で入学式が行われていたようで、大学の名前が書かれた紙袋を手に、意気揚々と歩く学生さんたちを目にしました。

あぁ、まぶしい。そして、なつかしい。大学入学とともに上京してきて、早7年。わたしにもあんな時期があったなぁ、としみじみ。も、戻りたい! 将来の希望に満ちあふれていたあの時期に戻ってみたい。しかし、実際に大学生に戻ってみるなんてのは、現実的に不可能なので、せめて気持ちだけでも学生時代にタイムスリップしたい。すでに社会人3年目を迎えたわたしが、怪しまれることなく、学生たちに紛れられる場所といえばそう、学生食堂! 

「最近は、健康志向もあってか、カロリーや栄養バランスの表記が当たり前になりつつあります。また、期間限定やご当地メニューなど、企画色の強いメニューも増えてますし、朝食を摂らない学生が多いため、朝食に力を入れる大学も出てきました」

と、最近の学食について教えてくれたのは、全国の大学情報を網羅したサイトを運営し、学食ブログなども綴っている、ゴートゥースクール・ドット・コムの竹村俊之さん。街の食堂にはない、学食ならではの魅力とは?

「やはり安さだと思います。うどん、カレー、チャーハン、すべてを食べても1000円程度でおさめられるとか。なので、大人買いならぬ大人食いも可能かと(笑)。あと、開放感にあふれた広さも魅力でしょうね。ただし、セルフサービスが基本なので、過剰なサービスは期待してはいけません。また、最近は地域住民との繋がりを持つため、一般開放している学食も増えてますが、その一方で、女子大をはじめ、安全面から校内に入ることが許されない大学も増えているんです。一般OKかどうかは大学のHPで確認するか、もしくは問い合わせてみるべきです」

かしこまりました! それらのお話をもとにさっそく、学食に行ってまいります!
今回、オーダーした週替わりの「鶏唐揚げ定食」(470円)。定食や丼、カレーなどのほかに、ラーメンやうどん、パスタなど麺類も充実。なかには、直径40cmくらいのすり鉢に入った「トリプルラーメン」(590円~730円)なるものも! さすがに挑戦はしませんでしたが、男子学生には人気の様子。胃袋に自信がある方はぜひ!
と、後日、さっそく学食に訪れてみることに。今回の舞台となるのは、一般の利用も快く受け入れてくれている明治大学の駿河台キャンパス。

「4月は席の確保が大変です」と竹村さんに伺っていたので、学食がオープンする20分前、午前10:40ごろに神保町駅に到着。大学のHPからプリントした地図を手に目指していくと、「えー! これが大学!?」と思うほど、近代的で立派なキャンパスが出現。校内に入り、意気揚々とエレベーターに乗り込み、学食『スカイラウンジ暁』のある17階へ。エレベーターを降りると、オープン時間の11時をまわったばかりなのに、すでに学生さんたちが入り口前のショーケースやらを眺めていた。彼らにまざって、メニューを吟味した結果、唐揚げ、カニクリームコロッケ、フライドポテト、キャベツの千切りとおかずがてんこ盛りだった『鶏唐揚げ定食』(470円)に決定。トレイを持ってカウンターに並び、カウンター越しにいる、いわゆる学食のおばちゃんにオーダー。数十秒で、メインが乗ったお皿が渡され(早っ!)、一歩横にずれ、湯気のあがるおみそ汁とごはんを受け取りレジへ。レジ脇にサラダが入った冷蔵庫があったので、そこから『マカロニサラダ』(120円)を取り出し、お会計。

「590円です」(レジのおばさん)

コンビニでお昼ごはんを購入しても、そのくらいはするのに、出来たて&手作りの昼食がその値段ってのは確かに安い。お会計をすませ、窓際の席につくと、なんと目の前には東京の街並みを望むビッグパノラマが! 17階からの絶景も味わいつつ、『鶏唐揚げ定食』をむしゃむしゃ。ふと、周りを見渡すと、学生さんのほかに、ラフな格好をしたおじいさん、スーツ姿の方なんかもいる。しかし、誰ひとりとして、ほかの誰かの存在をまーったく気にしていない様子。ひとりでの食事や、初めて入ったお店なんかでは、ときおり周囲の目が気になるものですが、ここではその心配は一切なし。「この開放的な雰囲気も学食ならではの魅力かも」と思いながら、すべてをたいらげ、きちんと食器類を下膳口に片付けて、学食をあとにしました。

安い、早い、出来たて。と、三拍子揃ったうえに、周りの目を気にせずゆったりと食事ができる。店員さんという存在がいないのも、そのゆったり感を引き立ててくれるのかも。あえて、学食に出かけてみるってのもお出かけ感があっていいですが、仕事で見知らぬ街に出かけた際、大学があったら、利用してみるのもおすすめ(もちろん、一般利用が可能な大学で!)。オンタイムにもかかわらず、のんびりとしたランチタイムを過ごせるはずですよ。
楽器屋が軒を連ねる明大通り。脇道に入ると、中華や洋食など、わりとこじんまりとした飲食店が並んでいました。とくに、中華料理屋が多いような。ボリューム満点で、野菜やお肉のバランスがいいから?

御茶ノ水~神保町学生街にはどんな発見が待ち受けてるのか?



街中で新入生とおぼしき初々しさにあふれた大学生を目にするたび、「あぁ、あのころに戻りたい」と思っていたわたし。そこで、学生気分を味わうため、明治大学・駿河台キャンパスに訪れ、17階からの絶景を楽しめる学食で『鶏唐揚げ定食』(480円)を堪能し、あのころにタイムスリップしつつ学食の魅力を再発見していたわけですが。

この明治大学・駿河台キャンパスは、神保町駅と御茶ノ水駅の間にあり、このあたりは都内のいわゆる学生街にあたる。たしかに、明治大学の真向かいには日本大学が建っているし、その周辺にもいくつもの大学や専門学校が点在している。

果たして、学生街にはどんな発見が待ち受けているのだろうか? やっぱり安くて美味しいお店? 軒を連ねる本屋さん? そんなイメージを抱きつつ、さらなる学生気分を味わうため、お昼時の学生街をブラついてみることに。

明治大学のキャンパスを出て、御茶ノ水駅に向かって明大通りを歩いていくと、周囲に楽器屋さんの数が多いことに驚かされた。そうそう、御茶ノ水は、学生街であるとともに楽器店街でもある。しかも、学生がターゲットになっているせいか、1万円程度の安いギターなども店頭に並んでいる。と、楽器店を横目に進んでいくと、駅の御茶ノ水橋口にぶつかったので、周辺を散策してみることに。

このあたり、細い路地がいくつもあり、道沿いに飲食店が並んでいる。やはり、学生街だけあって、お店の前に置かれたメニューなどにはワンコイン、メガ、カロリーなど、安くてボリューミィな印象を放つ文字が躍っている。とくに、ワンコインと500円の文字が目立つ。かつて、仕事でよく新橋&虎ノ門近辺に出かけていたのだけど、さすがに500円のランチはあまり目にする機会がなかった。飲食店の多さやランチ時の賑わいには同じにおいを感じるが、やはりオフィス街とは価格設定が明らかに違う。ここ最近は、社会人だってふところ事情が厳しいのよぉ、と声にならない叫びを発しつつ、水道橋駅方面へ向かっていくと、水道橋駅から神保町駅に続く、白山通りにぶつかった。
オープンして45年になるという洋食屋「ヴェジタリアン PARTII」。ワンコインランチのメインは、日替わりで常に3種類が用意されている。ランチタイムは11時~15時
車がびゅんびゅんと行き交うこの白山通り沿いにも、日大の経済学部があったりして、やはり学生さんが多い。しかし、道沿いには高層ビルが並んでいるせいか、大都会・東京を思わせる。とはいえ、神保町の駅に向かって歩いていくと、昭和の香りが残る古書店や洋食屋などがあり、ちょっとした下町の風情も味わえる。そこでさっそく、ノスタルジックな雰囲気が漂う「ヴェジタリアン PARTII」という洋食屋に入ってみることに。メインディッシュのポークカツレツにライス、サラダ、スープが付いて500円とかなりリーズナブル! オーナーさんの話によると、この辺りのワンコイン発祥のお店らしい。ボリューム満点のお料理をいただき、満腹なお腹をかかえつつ、腹ごなしに神保町の神田書店街をブラつき、御茶ノ水~神保町の学生街を巡る旅を終えたのでした。

学食&学生街を巡ってみた一日は、学生時代の様々な思い出が甦ってきた一日でした。もてあますほどの時間があって、体いっぱいに自由を感じていた当時のことを。と、同時に「学生もいいけど、やっぱ大人っていいな」と正直思いました。時間的な自由は減ったけど、そのかわり、金銭的には余裕が生まれた。今回、学食について教えてくれた、大学情報サイトを運営しているゴートゥースクール・ドット・コムの竹村俊之さんが言っていた「学生時代には、やや割高のイメージがあって手が出なかったメニューも、社会人となった今ではえ? この金額で?と、思うことも多いと思いますよ」ってことももちろん感じたし、お金の余裕に加えて、気になったお店にぶらっと入れる心の余裕も備わっている。しかし、まぁ、最近の大学は学食も当然ながら、図書館や建物の造りにも圧倒されます。学生街には、様々な大学が点在している場所も多いので、建物探訪を楽しんでみるのもいいかもしれません。その際は、安くてボリューム満点の学食ランチを味わっていただきたいです。胃袋に余裕があったら、2件目にもぜひ(笑)。 わたしの母校は、国道246号線沿いにある女子大だったので、
まわりに学生街と呼ばれるエリアがなく、
ランチといえば800円~のカフェめし、もしくはファーストフード。
大きな書店や古本屋などもなかったので、
このあたりに通う学生さんはうらやましいなぁ、と心底思いました。

ちなみに、今回取材に応じてくれた
ゴートゥースクール・ドット・コムの竹村さんにおすすめの学食を伺ったところ、
男性には、
・東洋大学白山キャンパス スエヒロ(肉)
・関西学院大学 三田屋(ステーキ)
・西南学院大学 クロスプラザ(学食全般)
女性には、
・同志社大学寒梅館 Hamac de Paradis(イタリアン)
・東京大学駒場キャンパス ルヴェ ソン ヴェール(フレンチ)
・神戸学院大学ポートアイランドキャンパス カフェ&レストラン ジョリポー
がおすすめだそうです。
近くにお住まいの方は、ぜひ足を運んでみてください。

さてさて、次回の公開はゴールデンウィーク直前!
「今年は何をしようか、どこへ行こうか未定」という方の参考になるような
とっておきのおでかけレシピを紹介したいと思います。
「今年はこんなことします!」や「かつてこんな過ごし方をしました!」など、
みなさんからのご意見もお待ちしておりますので、お便りお寄せくださ~い。

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