目指せ、2016年TOKYO!? 

第12回 選手以外で五輪に参加する裏技って?

2009.06.11 THU

目指せ、2016年TOKYO!? 


画像提供/フォート・キシモト ボランティアの中には、競技場の中の業務も含まれる。運がよければ、有名選手を間近で見られるチャンスも!? とはいえ、あくまでもおシゴトなので、遊び半分の気持ちではつとまらない!

選手じゃなくても参加OK!? 五輪に参加できる裏技って?



「今から五輪選手を目指したい!」

そんな無謀な野望を胸に秘め、この連載レポートで五輪のあれこれを調査してきたライターのコバヤシです。

半年にわたってお届けしてきたこの連載も、今回で最終回。これまでいろいろな競技にチャレンジしてきたワタシですが、実際のところ、五輪選手になるのがいかに大変なことか骨身にしみてわかりました。

それでもどうしても五輪に参加したいんです! もうこうなったら、恥も外聞も捨てて、選手以外の方法でも、五輪に参加できる方法を探したい! 東京オリンピック・パラリンピック招致委員会の松尾崇さん、助けて!

「五輪に選手以外で参加する方法はたくさんあります。たとえばオフィシャルの通訳や競技の審判、医師、シェフなど。専門技術を生かせば、参加方法はたくさんありますよ!」

なるほど! でも、凡人中の凡人であるワタシにはちょっとハードルが高いなあ。

「では無償ですが、ボランティアスタッフなんていうのはどうですか?」

ボランティアスタッフ?? それは耳寄り情報! さっそく、どうすればボランティアスタッフになれるのか、長野五輪でボランティアスタッフの募集や配置を担当した、東京オリンピック・パラリンピック招致委員会の笠原亜希子さんに教えていただきました。

「長野五輪では大会の3年ほど前から、ボランティアの募集を開始しました。選手団や観客をサポートする通訳や、競技の運営サポート、医務室での看護補助、交通整理など、大会運営にかかわる運営ボランティアと、大会期間中に選手団や観客などに日本文化などを紹介する文化ボランティアの2種類があって、前者は約3万2000人、後者は1万5000人の方に参加していただきました」

長野五輪では、合計で5万人近いボランティアが参加していたなんて! でも、きっと厳しい選考があったりするんでしょうね。

「通訳や看護スタッフなど、特殊技能が必要とされる業務に関しては面接を行いましたが、ほとんどの業務では、参加できる日数が多い方や、会場の近くにお住まいの方などに優先してお願いするようにしていました。大会の成功を心から応援してくださる方というのが、選考の一番の条件です」(笠原さん)

え! 選考基準は意外に厳しくないんですね~。これならワタシでも参加できそうです!

「ただボランティアの方には、大会の3年ほど前から定期的に研修を受けていただく必要があります。こうした研修に参加できる方というのが、大切な応募条件のひとつですよ!」(同)

確かに。ボランティアといえども、れっきとした五輪のスタッフ。遊び半分で参加するなんて言語道断ですよね! でも選手になることの厳しさを知って、五輪に対する夢をあきらめかけていただけに、ボランティアの可能性を聞いて、がぜん勇気が湧いてきました!
画像提供/フォート・キシモト 長野五輪では、極寒の中、黙々と競技場を整備するボランティアの姿も…。ボランティアの協力なしに、五輪運営は成り立たないのだ

五輪を100倍楽しむ方法ボランティアで五輪に参加する!



2016年に実現するかもしれない東京五輪を存分に楽しむために、いったんは五輪選手を目指したライターのコバヤシ。でもここにきて、もっと簡単に五輪に参加できる方法を見つけちゃいました!

それは、語学や医学などの専門知識がなくても参加できるボランティア! 長野五輪では多くの方々が参加したボランティアですが、2016年の東京大会が実現した場合も募集ってあるんですか!? 東京オリンピック・パラリンピック招致委員会の総務部門、佐山篤さんに伺いました。

「2016年に東京大会が実現した場合、ボランティアとして参加したいというご要望は以前よりたくさん寄せられていました。そこで招致委員会では、今年3月に『TOKYO●2016サポーターズクラブボランティア会員』として、ボランティア希望者の募集を開始し、会員の方には東京開催が決定後、優先的にボランティア募集の情報などをお届けすることになっています。現在、約4000人の方にご登録いただいているんですよ」

えぇぇぇ!? すでに4,000人に先を越されていたなんて! でも五輪ボランティアの仕事って、いったいどんな内容なんでしょう? 実際に長野五輪でボランティアとして参加された佐藤喜一さんに聞いてみました。

「募集が始まったのは大会の3年前くらいだったと思います。申し込みのときに自分の好きな業務や会場を選べたので、大好きなアイスホッケーの会場に応募したんです。仕事内容は、会場内の医務室での補助。選手や関係者が医務室に来たときの案内や、事務作業などが主な業務内容で、専門知識は必要ありませんでした」

ちなみに、仕事の合間にこっそり試合を観られたりするんですか?

「ボランティアといってもスタッフであることに違いはありませんから、仕事中に楽しみで競技観戦するということは、基本的にダメです。さらに、開閉会式やその他の競技開催中などに、フリーパスで入れると思われたりするのですが、それもありません」

なるほど。五輪に参加するという点では、わざわざボランティアをするより、観客として観戦した方がやっぱり楽しいってことですよね?

「ボランティアにはボランティアならではの特別な楽しみや感動があります。たとえば私が担当した会場では、すべての競技が終わった後、会場担当の人々がボランティアのためだけの閉会式をやってくれたんです。本番さながらのピアノ演奏があったり、特別にリンクの中を歩かせてもらったり。忘れられない思い出ですね」

おぉ! それは観客としてでは絶対に味わえない感動がありそう。それを味わえるのが五輪ボランティアなんですね。

う~ん、なんだか早くボランティアスタッフとして会場に立ちたくなってきました! 皆さんも、もし「自分も五輪に参加したい」と思っているなら、ぜひボランティアとして東京五輪の参加を検討してみてはいかが?

このオリンピックにまつわる連載は今回で終わってしまいますが、2016年の東京五輪に向けた活動はこれからどんどん盛り上がっていきます。素敵な東京五輪を実現できるよう、みんなで盛り上げていきましょうね!

では、また2016年に! 「五輪選手になりたい!」

ただそのソウルだけで始めた五輪連載。
思えばこの半年間、様々な選手の方々、運営者の方々と出会いました。

五輪をとりまく様々な人々との出会いを通して、わかったこと。
それは、「五輪はスポーツを愛する人々全員で作るものである」ということ。

2016年の東京五輪実現を夢見て、
トレーニングに励む選手の方々。
招致活動に東奔西走されている招致委員会の方々。
ボランティアに参加しようと熱意を燃やされている方々。
そして、この連載を応援してくださった読者の方々。

未来の東京五輪を作るのは、こんな方々の力なのだと思います。
招致活動もあと5カ月!

ぜひともみんなで東京五輪を実現させましょうね!

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次回からはいよいよ新連載がスタート!
五輪ライター改め、ネコライターのコバヤシが、
ネコにまつわる気になる話題を徹底調査する連載が始まります!

ネコに関する素朴な疑問など、皆さんからの投稿お待ちしております!

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