伝説のスターと日本人が熱いバトル!

世界最大の自転車レース「ツール・ド・フランス」の見所

2009.06.25 THU



写真提供/アフロ
世界最大の自転車ロードレース「ツール・ド・フランス」が7月4日から、F1でおなじみのモナコで開幕する。自転車によるタイムを競う単純なレースながら世界最大と言わしめる理由は、その距離と過酷なコース。7月26日まで全21ステージが行われ、全走行距離は3500km。しかも平坦なコースだけでなくアルプス、ピレネーなどの厳しい山越えがある。休養日が2日あるとはいえ、1日に自転車で150~200kmを移動し、しかも平均時速は40km以上。これを約3週間も続けるのだから、ママチャリで鼻歌など歌いながらペダルを漕いでいる我々には理解不能なレースといえる。

そんなツールで今年もっとも注目されているのが、ランス・アームストロングの復帰だ。がんを克服し99年のツールで初優勝を果たすと、2005年まで前人未到の7連覇を達成。がんとの戦いを自ら綴った『ただマイヨ・ジョーヌのためでなく』が世界各国でベストセラーを記録するなど、世界でも超一流のスーパースターとなった。05年の7連覇を最後に現役を退いていたが、昨年9月に復帰を表明。今年5月にはツールと並ぶビッグイベント「ジロ・デ・イタリア」に参戦。総合12位に終わったが、その力が錆びついていないことを証明した。伝説の走りが再び見られるか楽しみだ。

さらに今回は、フランスのチームで活躍する新城幸也(24歳)が日本人としては2人目の近代ツール参戦を決めた。高校卒業後に自転車競技を始め、07年に全日本自転車競技選手権で優勝。世界選手権にも4回出場、フランスのレースでステージ優勝を果たすなど、着実に結果を残してきた。そんな地道な活動と天性の走りが、フランス人の監督に認められた結果といえる。

くわえて、自転車パーツメーカーのシマノが出資する「スキル・シマノ」の別府史之、土井雪広にも出場の可能性がある。今大会は間違いなく日本のプロスポーツ界にとって歴史的なツールとなる。今年の夏は「ツール・ド・フランス」に注目だ。


関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト