セリエA→リーガ→プレミア→「?」

実力No.1リーグは?サッカー“世界最強”争奪戦

2009.07.02 THU



写真提供/アフロ
ミランのカカが92億円、マンチェスター・Uのクリスティアーノ・ロナウドが130億円でレアル・マドリードへ。スターの移籍とそれにともなう莫大なカネの移動は、サッカー界に様々な影響を及ぼしそうだ。その一つが、各国リーグ間におけるパワーバランスの変動である。最近はイングランドのプレミアリーグが世界最強との評判だが、「世界最強リーグ」の入れ替わりはめまぐるしい。

リーグに対する人気や評価は、主に3つの要素に左右される。所属クラブの成績、優秀な選手の数、そして経済力。クラブは大金を投じて優秀な選手を買い集め、それを機能させて実績を積み重ねる。人気と実力を兼ね備えたビッグクラブには、入場料収入や賞金、スポンサー料やテレビ放映権料など、莫大な資金が流入する。「経済力豪華メンバー人気・実力のアップ経済力」。このサイクルに乗ったクラブがいくつもあれば、リーグの人気や評価は必然的に高まる。

歴史を振り返ってみよう。70年代から80年代中期は、黄金時代を築いたバイエルンの純粋な強さが、旧西ドイツのブンデスリーガを頂点に引き上げた。しかし、80年代後半、イタリアのセリエAがいち早くサッカーの商品化に着手。前述の方程式に従っていくつものビッグクラブを誕生させ、「世界最強リーグ」の冠を定着させた。ところが、21世紀に突入するとスペインのリーガ・エスパニョーラが急浮上。レアルが推定約400億円を投じてスター軍団を作り、バルセロナはロナウジーニョを中心に欧州の頂点に君臨した。ここ数年は、世界各地の大富豪が趣味感覚でクラブ経営に乗り出し、人気クラブがひしめくプレミアリーグが他国リーグを圧倒している。しかし。

昨季のバルセロナが見せた快進撃と移籍市場におけるレアルのド派手な補強は、スペイン再興の追い風となるだろう。なんとも現金なメカニズムだが、それがサッカー界に刺激を、ファンに興奮をもたらしているのも事実である。


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