“世代交代”進む日本勢の活躍は?

「ベルリン世界陸上」開幕ボルトの世界新は飛び出すか!?

2009.08.06 THU



写真提供/アフロ
2年に1度開催される「世界陸上」がまもなく、ドイツ・ベルリン(8月15~23日)で幕を開ける。オリンピックイヤーの翌年はお休みモードに入ってしまう選手もいるが、男子スプリンターの戦いは北京五輪以上にエキサイティングなものになりそうだ。

今大会のヒーロー候補といえば、北京五輪の100m(9秒69)、200m(19秒30)で世界記録を樹立したウサイン・ボルト(ジャマイカ)。4月に交通事故を起こしたが、ケガもなく仕上がりは順調。7月のGLパリ大会100mでは、雨と向かい風の悪条件のなかで9秒79をマーク。そのボルトに2年前の王者、タイソン・ゲイ(米国)が挑む。

ゲイは07年大阪世界陸上でスターになったが、北京五輪は不発。しかし、今季は200mを世界歴代3位の19秒58で駆け抜けると、100mでも追い風参考記録ながら、9秒75をマークした。北京五輪の100mは、ボルトがラスト20mから両手を広げるなど、最後まで力を出し切った感じはなかっただけに、世界最速王者をゲイが脅かすことができれば世界記録更新という世紀の瞬間が見られるかもしれない。

一方、「メダル1、入賞6」という目標を立てている日本勢。メダルの期待が大きいのは女子マラソンだ。渋井陽子(三井住友海上)、赤羽有紀子(ホクレン)を軸に、入賞ゼロに終わった北京五輪のリベンジを果たしたいところ。また、北京五輪で銅メダルを獲得した男子400mリレーにも注目が集まる。引退した朝原宣治、休養中の末續慎吾に代わり、江里口匡史(早大)、斎藤仁志(筑波大)の抜擢が濃厚。特に20歳の江里口は、日本選手権の100mで日本歴代4位となる10秒07をマークするなど実力、コンディションともに急上昇中だ。そして、北京五輪組の高平慎士、塚原直貴の富士通コンビも自己新を出すなど、昨年よりレベルアップしている。平均年齢はグッと下がったが、ポテンシャルは十分。どんなレースを見せてくれるのか。いずれにせよ、興奮の日々がもうすぐやってくる。


関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト