超能力者? 魔空間操作説?

東京ヤクルトの“魔将”とも…ガイエル摩訶不思議伝説

2009.09.17 THU



写真提供/時事通信社
東京ヤクルトと阪神のクライマックスシリーズ(CS)進出争いがすごいことになっている。少し前まで10ゲーム以上あった3位のヤクルトと4位の阪神の差が、9日現在、1・5ゲームに大接近。東京ヤクルトとしては絶対に3位を死守したいところなのだが、そこで注目したいのが左の大砲、アーロン・ガイエル。じつはこのガイエル、来日1年目の2007年からファンのあいだで「魔将」と呼ばれ、その独特のプレースタイルと数々の不思議現象で話題となっている選手なのだ。

たとえば、まずその特殊な打撃成績。ガイエルは打席に立ってもなぜかほとんどバットを振らず、四死球を選びまくる。今季も打率は2割5分9厘の23位なのに、出塁率は3割5分の10位で、死球は1位の14個(いずれも9日現在)。バットを振らないのに投手があまりにも四死球を連発するため、「ガイエルが空間を歪めているのではないか」とスポーツ紙で「魔空間」操作説も報じられたほど(笑)。いや実際、平凡なショートフライを相手野手同士が激突して落球、ランニングホームランになったり、折れたバットが相手野手を襲ってタイムリーヒット、なんてのもあった。極めつきは、07年5月に当時広島の黒田博樹(現LAドジャース)から放った右翼席への通称「サイレントホームラン」。本塁打を打ったのに、なぜかスタンドはシーンと静まり返ったまま。打たれた黒田もきょとんとし、ガイエルがベースを一周している途中に我に返って、「あれ?」と何度も首をひねるのだ。こうした不思議現象が話題になり、ユーチューブやニコニコ動画にはガイエルの「魔空間」動画が数多くアップされているくらいなのである。

だが、ガイエルはけっしてネタだけの外国人選手ではない。長打力と選球眼はもちろん、捕殺数もリーグトップと地味に守備力も抜群。そこでガイエル本人にコメントをもらおうと思ったら、「いまは野球に集中したい」と広報を通じてやんわり拒否。この生真面目さ。東京ヤクルトのCS進出は「魔将」ガイエルにかかっている!?


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