優勝争いはまだ続いているけど…

コース外スキャンダル満載の今季F1界をまとめてみた

2009.10.15 THU



写真提供/AFLO
今年のF1は「激変」という表現がピッタリの1年だった。レギュレーションの大幅改定で戦力地図がガラっと変わり、新チームのブラウンやレッドブルなど、非自動車メーカー系チームが大活躍。その一方で名門チームのフェラーリやマクラーレン、資金力やチーム規模で勝る自動車メーカーチームが予想外の大苦戦、「弱小チーム」のフォース・インディアが優勝争いに絡むという珍事? もあった。

また、セイフティカー導入中の追い抜きをめぐる「ハミルトン偽証事件」やFIA(国際自動車連盟)とFOTA(F1チーム連盟)の対立に端を発したF1大分裂の危機。BMWのF1撤退発表。フェリッペ・マッサの負傷欠場と幻に終わったミハエル・シューマッハーの現役復帰騒動。08年シンガポールGPでネルソン・ピケJr.が故意に事故を起こしてアロンソを優勝させた「ルノー八百長事件」が最近発覚するなど、コース外のスキャンダルや話題が常に賑やかだったのも、2009年の特徴だろう。

大きなスケールで見れば、こうした動きも「リーマン・ショック」後のF1が大きな変化の時を迎えているというコトか? 世界の主要自動車メーカーがガチンコ勝負を繰り広げてきた「メーカー主体のF1」が「限界」に近づいているからこそ、様々な「変化」が生まれ、その一方で、きしみやゆがみによる事件が起きているのだろう。

ちなみに今シーズンもあと2戦。コンストラクターズチャンピオンは2位に35ポイント以上の差をつけた「元ホンダ」のブラウンGPが、ドライバーズ選手権はそのブラウンに乗るジェンソン・バトンがそれぞれ初の王座に王手をかけている。だが、先日の日本GPではランキング3位のセバスチャン・ベッテルが圧勝し大逆転に望みをつないだ。

また鈴鹿の直前にはルノーのフェルナンド・アロンソが来季のフェラーリ移籍を正式に発表。今年みたいな「意外性」のシーズンも面白いが、来季は王者アロンソの移籍や名門チームの復権で「ドライバーが主役」の戦いを期待したい。


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