恋愛に効く! 男女の心理大辞典 第33回

“略奪愛”がおすすめできない理由

2011.07.20 WED

恋愛に効く! 男女の心理大辞典


なお、ヘス氏の実験によれば、「自慰行為を習慣とする女性もまた、やはりすべての男性に低い点数を付けたそうです。つまり、自分でオーガズムを得ている女性は、あまり男性を必要としていないわけですね」と内藤先生。参考にはしにくいけど、なんとなく興味深いトリビア!? 写真提供/PIXTA
素敵な異性に出会ったら、まず真っ先に確認すべきは結婚しているのか否か、あるいは恋人がいるのかどうか、だろう。せっかくの出会いも、相手がフリーでなければ意味がない。

もちろん、そこで「負けるものか!」と闘志を燃やし、何とか自分に振り向かせようと頑張る人もいるだろう。なにしろ、恋愛は障害があった方が燃える…というのは、シェイクスピアの時代からの定説なのだから。

「う~ん。実際には、それはあまり効率がいいとはいえませんよ。女性というのは、恋人以外の男性に目移りしづらい傾向がありますからね」

そう語るのは、心理学者の内藤誼人先生だ。略奪愛は不効率。果たして、その心は?

「カナダのケベック大学の心理学者ウルスラ・ヘス氏が、こんな調査を行っているんです。女性45名に対し、24名の男性の写真を次々に見せて、その魅力を採点させました。その結果、現在恋人がいる女性ほど、総じて男性に対して低い点数を付けていることが判明したんです。これは防衛意識のようなもので、パートナーがいる女性というのは、心理的なバリアを張るケースが多いんですよ」

つまり、略奪愛を目指してアプローチしても、望みは薄いわけだ。確かに、女性は基本的に身持ちの堅いタイプが多いような気はする。

「この点については、男性とは大きく異なりますよね。動物でも、巣作りをしたメスは他のオスを寄せ付けないものです。つまり、攻守でいえば女性は“守り”で、男性は“攻め”。昆虫のなかには、一度交尾をすると産卵管が閉じてしまい、二度と他のオスと交わることができない種が存在するほどです。それは極端な例にしても、恋愛には早い者勝ちの論理というのがやっぱり存在するんですよ」

人は自分の置かれた立場や心理状態によって、異性を評価する基準を変えるものだと内藤先生は補足する。女性はその傾向がとりわけ顕著なのだ。

そもそも、恋人のいる女性をターゲットにするのは、いろんな軋轢(あつれき)を生みそう。ここはやはり、なるべく穏便な恋愛を目指すのがいいかも!?
(友清 哲)

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