恋愛に効く! 男女の心理大辞典 第38回

男は自分を過信しがちな生きもの?

2011.08.24 WED

恋愛に効く! 男女の心理大辞典


男は過信しすぎず、女はもう少し自信を持つよう心がけるべき? 「とくに男性は、自身をアベレージ以上のものと過剰推定してしまう、アバブ・アベレージ効果に陥りがち」(内藤先生)だそうだから、くれぐれもご注意を 写真提供/PIXTA
何事も自信を持つのはいいことだけど、実態がともなっていなければそれは「過信」になってしまう。男子たるもの、おどおどしているよりも自信に満ちあふれている方がカッコイイが、自信と過信の境界を、自分で適確に判断するのはなかなか難しいものだ。

「男性はもともと過信に陥りがちな傾向がありますから、注意しすぎるくらいの方がいいと思いますよ」

そう忠告するのは、心理学者の内藤誼人先生だ。いわく、女性に比べて男は自らを過信する傾向が強いことが、心理学的な実験で裏付けられているのだという。

「カナダ・ヨーク大学の心理学者マイケル・ラストマン氏が、210名の男女を対象に、“自分の運動能力に80点以上を付けられる?”と質問をしました。その結果、Yesと答えた女性が49%であったのに対し、男性のそれは73%にのぼりました。普通に考えれば、ランダムに選ばれた被験者の中でこれほど大勢が高い運動能力を備えているとは考えられませんから、実際より自分の能力を高く見積もっている男性が多いことになります。これを心理学では“過剰推定”と呼びます」

ちなみにこれは運動能力について尋ねた質問に限らず、知識や職場での人気など、あらゆるテーマの自己評価について同様の傾向が見受けられるはず、と内藤先生は補足する。しかし、なぜ男性は女性より自信過剰になるのだろう…?

「男性というのは、生まれた時から競争を意識させられながら育つものです。勉強でも何でも、“あいつより自分の方が上だろう”と過剰推定することで、自らを鼓舞する性質があるんです。そうすることでパフォーマンスを発揮してきた面もありますから、必ずしも悪いことではないのですが、度を越してしまうと、ちょっと恥ずかしいですよね」

つまり、自分を客観視するためには、男性はやや自己評価を下げ、女性は上げて考えてみるべきだと内藤先生は語る。

確かに、「いやあ、モテすぎちゃって困るよ」なんてのたまう男が、本当にモテるケースは少ないだろう。自分の能力を正しく捉えたければ、日本的な謙遜の美学を大切にすべき!?
(友清 哲)

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