恋愛に効く! 男女の心理大辞典 第179回

酔うと異性の魅力が高まる心理現象

2014.05.20 TUE

恋愛に効く! 男女の心理大辞典


ほろ酔いの状態で、異性がいつもより魅力的に見えることは、誰しも経験があるだろう。これを「ビアゴーグル現象」と呼ぶそうだ 写真提供/PIXTA
意中の女性を口説き落とそうとする時には、お酒の勢いを借りたくなる。多少不埒(ふらち)な期待があるのも否定できないが、ムードを和らげるためにお酒は絶好のアイテムといえるだろう。

それに、相手の飲みっぷりがいいと、それだけでなんだかハードルが下がったような気がするものだ。実際、男の側からしても、最初はさほど意識していなかった異性でも、お酒が進むとちょっとイイ女に見えてきたりすることがある。

「たしかにこれは“ビアゴーグル現象”といって、お酒(ビール)が入ると異性に対する評価が寛大になり、シラフの状態の時よりも魅力的に見えることが、心理学でも実証されています。ただし、それはあくまでほろ酔い状態においての話なので、酔っ払えばいいというものではありません」

そう語るのは、心理学者の内藤誼人先生。なんでも、お酒を飲むと相手が魅力的に見えるのは確かだが、それは酔いの度合いによって変わるのだとか。

「オーストラリアにあるボンド大学の心理学者マイケル・リバーブ氏が、パブに飲みに来ていた酔客80人を対象に、次のような調査を行っているんです。リバーブ氏はまず、全員に呼気テストを行い酔いの度合いを測定し、そのうえで異性の写真を見せてその魅力を採点させました。集計した結果、ほぼシラフの状態だった人の平均点が3.26点であったのに対し、ほろ酔い状態の人のそれは4.67点を記録。しかし、さらに深く酔っ払った状態に陥った人では、4.50点と点数を下げることもわかりました」

つまり、最も異性を高く評価しているのは、適度なほろ酔い状態にある人たち。内藤先生によれば、「ほろ酔いを越えて泥酔に近づくと、今度は恋愛が二の次になってしまい、異性への関心が薄れてしまうんです」とのこと。

なにより、やみくもにお酒を進める男というのは、やはり品がない。あくまでお酒は会話のスパイス程度と心得るのが得策なのだ。
(友清 哲)

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