恋愛に効く! 男女の心理大辞典 第78回

恋のチャンスは開放空間にあり?

2014.06.08 SUN

恋愛に効く! 男女の心理大辞典

たとえばデートで遊園地へ行った場合。ジェットコースターなどの派手なアトラクションで大騒ぎするのも楽しいけれど、2人で観覧車に乗り、しっとりとした時間を共有するのもいいものだ。

なにしろ、観覧車は個室である。遊園地の喧騒のなかで、想いを寄せる女性と2人きりで狭い個室に収まるのはやっぱりドキドキする。きっと恋愛関係の進展にも有利なはず…。

「ところが、そうではないんです。生物は密室よりもじつは開放的な空間にいるときの方が、性的な興奮を覚えるという実験データが存在していますから」

そう語るのは、心理学者の内藤誼人先生だ。てっきり、狭い個室で密着していた方が、お互いを意識しやすいものと思っていただけに、これは意外。詳しく聞いてみよう。

「米アルゲニー大学の心理学者ロバート・ベル氏が、67匹のネズミを使って性欲の変化を調査しているんです。67匹のうち、約半数を小さな箱(11インチ×11インチ×11インチ)に、もう半数をその倍のサイズの箱に収容したところ、性交の機会は明確に後者のグループで多く見られたそうです」

実際、動物園でも、野生の動物を檻に閉じ込めると、途端に交尾をしなくなるケースは珍しくないという。ベル氏はこの結果から、動物は繁殖を目指すならできるだけ広い空間で飼育するのが望ましい、と結論付けているという。…しかし、動物の事例がそのまま人間にも当てはまるものなのだろうか?

「本能的な心理反応を調べるために、心理学の世界でも動物の反応は大いに参考にしています。日本の大学でも、ラットや鳩を使って実験をする心理学者は多いんですよ。今回の場合、より運動しやすいスペースを無意識に欲しているためか、それとも広がりのある空間が警戒心を緩めるのか。いずれにしても、夏のビーチで人が積極的に異性を求める現象とも似ていますよね」

ちょうど、行楽には最高の季節。これから夏にかけて、意中の女性をどんどんアウトドアデートに誘ってみよう。
(友清 哲)

※この記事は2012年6月に取材・掲載した記事です

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