恋愛に効く! 男女の心理大辞典 第143回

美容の“努力”は隠した方がモテる

2014.09.10 WED

恋愛に効く! 男女の心理大辞典


アンチエイジングを頑張るのはいいことだが、それを公言するのは逆効果というデータあり。人はやっぱり“天然物”を好むのだ 写真提供/PIXTA
女優やタレントが美容やダイエットの秘訣を明かすことは珍しくないが、最近ではついに、美容整形した事実をカミングアウトするアイドルなんかも現れ始めた。「美」に対する考え方や取り組み方も、時代に合わせて変わっていくものだと痛感する。

「美容に気を遣うのは決して悪いことではありませんが、あまりオープンにしすぎるのも考えものですよ。美しさや若さというのは、その手間や労力を明かすほど、印象が悪くなるという心理学的なデータもありますからね」

そう語るのは、心理学者の内藤誼人先生である。美容整形はもちろん、化粧やファッションなど美しく見せるための努力は水面下でこっそりやるべきというのだが、その理由は次の通り。

「これは米カンザス大学の心理学者アレクサンダー・ショーマン氏が行った実験です。ショーマン氏はある1人の女性のプロフィールを作り、それを不特定多数に見せて好感度を測定しました。プロフィールは基本的に同じ内容ですが、若作りのための努力を行っていることを一文書き添えたものと、そうではないものの2パターンを用意しています。その結果、若作りを明かさなかったパターンでは約80%以上の人から好感を得たのに対し、明かしたパターンでは約59%からしか好感を得られなかったのです」

つまり人は、“作られた美しさ”よりも天然の美しさに惹かれる一面を持つことが、顕著に表れたわけだ。

「時代は変わっても、やはり多くの人は手の加えられた美しさに対して、いい印象を持ちません。せっかくの努力が、あたかも偽装工作のように思われてしまっては本末転倒ですから、やはりこっそりと取り組むのがいいと思いますよ」

何事も、努力は自らアピールするべきではない、というわけだ。
(友清 哲)

※この記事は2013年9月に取材・掲載した記事です

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