恋愛に効く! 男女の心理大辞典 第96回

カップルは見つめ合うほど長続きする?

2014.10.13 MON

恋愛に効く! 男女の心理大辞典


見つめ合う行為は、カップルの関係を円満にする。「ちなみに、離婚の調停委員の方に取材をしたことがあるのですが、離婚を考えている夫婦はほとんど目を合わさずに会話をするそうですよ」と内藤先生 写真提供/PIXTA
街を見まわせば多くのカップルがいるけれど、すべてのカップルが必ずしも幸せかというと、そうではないだろう。口を開けば彼女・彼氏の愚痴しか出てこない人だって少なくないし、恋人関係はスタートさせること以上に継続するのが難しいともいえる。

円満な関係を長く続けられるカップルとそうでないカップル、両者の違いはどこにあるのだろうか?

「カップルが良好な関係を築けているかどうかを見抜くのは、じつは心理学者の得意技ですよ。私だったら、2人の“視線”に注目しますね」

そう語るのは心理学者の内藤誼人先生だ。いったいどういうことだろう?

「カナダ・トロント大学の心理学者ラルカ・ペトリカン氏が、長年連れ添った夫婦から付き合いの浅いカップルまで複数のサンプルを集め、一緒に過ごしている時間にどの程度目を合わせているかをカウントしました。その結果、長く連れ添った夫婦ほど見つめ合う頻度が多く、また、その持続時間が長い傾向が顕著だったそうです。これによりペトリカン氏は、目と目を合わせることは、男女が良好な関係を築くうえで非常に重要な行為なのだと結論づけています」

たしかに、愛情のない相手や破局を迎えようとしている相手とは、必要以上に目を合わせようとは思わないのが普通だろう。視線というのは本人が思っている以上に、心や感情と連動しているのだと内藤先生は補足する。

「“目は心の窓”という言葉もありますが、目と目が合うとそれだけで人は相手のことがわかったような気分になるものです。実際に相手が考えていることを正確に読み取るよりも、この“わかった気になる”ことが大切なんですよ」

これは恋愛にかぎったことではない。職場でも、「この人、何を考えてるのかよくわからないな」というタイプとは、誰しも積極的にお付き合いをしたいとは思わないだろう。

彼女や奥さんとの関係をいいかたちで長続きさせるために、日ごろから少しだけ自分の視線の行き先に気を配ってみてはいかがだろうか?
(友清 哲)

※この記事は2012年10月に取材・掲載した記事です

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