恋愛に効く! 男女の心理大辞典 第149回

メールでは恋愛力が身につかない?

2014.10.23 THU

恋愛に効く! 男女の心理大辞典


コミュニケーションは場数を踏むことでスキルアップする。SNSもいいけれど、リアルでの対話を大切にしよう 写真提供/PIXTA
IT全盛の昨今、僕らの連絡手段は、すっかりメールやSNSが主流になっている。最近では彼女とのコミュニケーションも、直接顔を突き合わせて話すより、メールやLINEでやりとりする頻度の方が多い人も珍しくないだろう。

これらのツールのいいところは、いつでも思い立った時にメッセージを送れること。何かと忙しい日々を強いられる社会人にとって、常に“つながっている”感覚を味わわせてくれるのはありがたいものだ。

「たしかにメールやSNSは便利ですが、あまりこういったツールに頼りすぎるのもよくないですよ。少なくとも、彼女や奥さんとの関係を末永く円満に維持したいのであれば、少し控えめにした方がいいかもしれません」

そう忠告するのは、心理学者の内藤誼人先生だ。いったいどういうことか?

「人間同士がコミュニケーションする際、表情というのは非常に重要な情報です。文字情報のやりとりでは、相手の表情から心情を読み解くことはできません。そのため、どれだけメールのやりとりを重ねたところで、本当の意味でのコミュニケーション能力は身につかないんですよ」

内藤先生によれば、コミュニケーション能力は“場数”を踏むほど向上するものだという。

「相手の表情から心情を読み解く訓練がされていれば、相手がちょっと困っていたり、不満に思っていたりした場合に、先回りして対応しやすくなります。それは、トラブルを未然に回避し、関係を長続きさせるために必要不可欠なスキルといってもよいでしょう」

ちなみに、これを裏付ける心理学的なデータも存在するという。

「米ウィスコンシン大学の心理学者ロナルド・サバッテリ氏が、次のような調査を行っているんです。サバッテリ氏は48組の新婚夫婦を対象に、VTRに登場する人物の感情を読み解かせる読解力テストを行い、さらにこれとあわせてもうひとつ、48組に対して結婚生活の“満足度”をヒアリングしました。その結果、VTRの登場人物の感情を的確に読み解ける人ほど、結婚生活に満足していることがわかったそうです」

ツールに頼りすぎて、相手の表情を見逃していては関係を悪化させてしまうかもしれない。便利な時代だからこそ、よく肝に銘じておいてほしい。
(友清 哲)

※この記事は2013年10月に取材・掲載した記事です

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