恋愛に効く! 男女の心理大辞典 第153回

遅刻の時間と心の距離は比例する?

2014.11.20 THU

恋愛に効く! 男女の心理大辞典


人は待たされた分だけ心の距離を置く性質を持っている。たとえどれほど親しき仲でも、やっぱり遅刻には気をつけよう 写真提供/PIXTA
約束の時刻に遅れないことは、社会人として当然のルール。…でも、とくにプライベートでの待ち合わせにはついルーズになってしまい、5分や10分遅れても、平気な顔をしている人、案外多いのではないだろうか?

「遅刻というのは、皆さんが思っている以上に相手の心証を悪くしているもの。せっかく意中の相手とデートの約束を取り付けたなら、なにがなんでも時間を厳守すべきです。遅刻をするとそのぶんだけ、相手との心の距離が開いてしまうことを示した実験データも存在しますからね」

そう忠告するのは、心理学者の内藤誼人先生だ。これはアメリカの心理学的な調査によって裏付けられているという。

「米テキサスA&M大学の心理学者ステファン・ウォーチェル氏が、初対面同士の男女ペアを複数使って、次のような実験を行っているんです。ウォーチェル氏はまず、ペアのうち一方だけを個室に呼び、相手が遅刻している旨を告げます。相手が遅れる時間は45分、90分、150分の3通りに設定し、その時間を経たうえで各ペアの対話をスタートしました」

この際、対話に使う個室には、2脚の椅子をどこでも自由に並べていい、フリーな空間が用意されている。ウォーチェル氏が対話終了後に、各ペアの椅子の距離を測定したところ、興味深い傾向が確認されたという。

「45分、90分、150分と、相手を待たせた時間が長い順に、0.944m、1.136m、1.258mと、椅子の距離が大きく開いていることが判明したのです。これはつまり、遅刻という失礼な行為が、心理的な距離感を作ってしまったことを意味しています」

待ち合わせ当日に、「仕事が終わらないから○分遅らせて!」と泣きつく人は多い。もちろん無断で遅刻するよりはマシだが、遅刻は遅刻。上記の実験からもわかるように、あらかじめ宣言してあっても心理面への影響は避けられない。まして相手が意中の彼女であるなら、やはり時間は厳守するに越したことはないのだ。
(友清 哲)

※この記事は2013年11月に取材・掲載した記事です

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