恋愛に効く! 男女の心理大辞典 第73回

セクハラ相談は同性にするのが吉!

2015.06.05 FRI

恋愛に効く! 男女の心理大辞典


女性からのセクハラ相談を受けた場合、無意識に身びいきの心理が働いていないか慎重に考えてみよう 写真提供/PIXTA
女性にとって深刻な問題であり続けるセクシャル・ハラスメント。筆者も「職場でのセクハラに悩んでいる」と、女友達から相談を受けることがしばしばある。

話を聞いていて感じるのは、セクハラは必ずしも男性の側に自覚があるケースばかりではないということ。単に押しの強さが裏目に出ているケースは多いし、あるいはなにげないひとことが相手にはセクハラと感じられたりするケースもある。聞けば聞くほど、自分も気をつけなければと感じる次第だ。

「女性の皆さんに言いたいのは、本当はそういったセクハラ相談は同じ女性にもちかける方がベターであるということ。男性にはどうしても、“身びいき”の心理が働いてしまいがちという調査データも存在していますからね」

そう語るのは、心理学者の内藤誼人先生だ。たしかに、自分の行為がセクハラと糾弾される心配をしてしまうあたり、やはり筆者の視点は男性側といえる。

「メキシコのヌエボ・レオン大学の心理学者であるエスピノザ氏が、大学生の男女を対象に、クラブ活動を例にあげて次のようなアンケート調査を行っています。質問は、自分が選手になったつもりで、卑猥なジョークを口にする男性コーチに対する適切なペナルティを設定せよ、というもの。口頭での注意(1点)、書面で注意(3点)、解雇(5点)と罰の重さに応じて高い点数を割り当てて集計したところ、やはり男性よりも女性の方が圧倒的に高いポイント数を示す傾向が見られたそうです」

つまり、セクハラに対してより拒絶感が強いのは女性。エスピノザ氏は男性側の得点には、“同性であるがゆえの身びいき”が働いていると結論づけているという。

「それに、これはセクハラにかぎらず、何事も経験者の方が適切なアドバイスができることは間違いありません。たとえば、独身の人に育児に関する相談をするのは、やはりピントはずれですよね? セクハラ問題については、やはり同様の被害を経験している女性の上司や先輩に相談した方が、より納得のいく答えが聞けるはずなんです」

たしかに、男にとっては自分がなにげなく発したひとことを女性がどう感じているのかなんて、なかなか正確に汲み取るのは難しいものだ。そこをリアルに想像することが、自覚なきセクハラの防止につながるのかも?
(友清 哲)

※この記事は2012年5月に取材・掲載した記事です

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