恋愛に効く! 男女の心理大辞典 第243回

結婚生活への幻想は2年で崩壊する

2015.08.26 WED

恋愛に効く! 男女の心理大辞典


夢にまで見る結婚生活。しかし、最初の2年は互いへの不満を洗い出す期間といえるのかもしれない (写真提供/Rina / PIXTA)
周囲に祝福されて結婚した2人が、数年後に離婚。決して珍しいことではないし、当人同士にしかわからない事情があるのだろうけど、これはやっぱり残念なことだ。

これから結婚を控える身にとしては、選んだ相手とできれば一生添い遂げたいところだが、やはり永遠の愛なんて幻想なのか? 心理学者の内藤誼人先生に聞いた。

「たしかに社会の変化に伴い、離婚率は高い水準で固定されてしまっています。夫婦として生活をともにするうえで、お互いに恋人として交際している時に気づかない“粗”が見えてくるのは、ある程度避けられないことでしょう。ただ、最初の2年間を乗り越えられれば、パートナーへの不満もある程度落ち着いてくるというデータがあるので、参考にしてみてはいかがでしょうか」

内藤先生によれば、これは次のような心理学的な裏付けがあるという。

「米イリノイ大学の心理学者スーザン・スプレッチャー氏が、107組の夫婦を5年間にわたって追跡調査し、年に1度、双方の相手に対する恋愛感情の度合いを測定しているんです。その結果、結婚から最初の2年は、調査のたびに数値が大きく下がっていくのに対し、4~5年目はわずかに上昇しはじめる傾向があることがわかったそうなのです。つまり最初の2年というのは結婚生活の幻想が崩壊する期間であり、それ以降は現実を見据えて関係が落ち着いていくのだとスプレッチャー氏は考察しています」

すでに同棲生活を始めているカップルなどには、そのまま当てはまらないのだろうが、少なくともこうしたデータを意識しておくことは、結婚生活に対する闇雲な期待を抑える効果がありそう。

「人は長く一緒にいる相手には自然と愛着と安心を覚える生き物。これから結婚生活をスタートする人たちには、最初の2年をどうにか乗り越える努力をしてほしいですね」
(友清 哲)

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