恋愛に効く! 男女の心理大辞典 第244回

動物とも共通?恋愛弱者の口説き方

2015.08.31 MON

恋愛に効く! 男女の心理大辞典


弱者には弱者のアプローチ法がある? 男ならやはり、堂々と相手を口説ける人間でありたいものだが… (写真提供/bst2012 / PIXTA)
気になる相手ができた時、どうアプローチすればいいのか、誰しも頭を悩ませるところだろう。強引に距離を縮めようとすれば、警戒されてなるものもならなくなる危険もある。やはり、まずはSNSでも駆使して、慎重に関係を育むべきか。あるいは、“女は押しに弱い”という定説を信じ、直球でガンガン誘ってみるのがいいのか…。

「異性へのアプローチの仕方というのは人それぞれ。男性が意中の女性を誘う際には、じつは本人の魅力の度合いによって、アプローチの手法に差が生じることが確認されているので、参考にしてみてはいかがでしょうか」

そう語るのは、心理学者の内藤誼人先生だ。内藤先生によれば、アメリカのテキサスA&M大学の心理学者ジェフリー・シンプソン氏が、次のような実験を行っているという。

「シンプソン氏は集めた男性被験者のルックスをまず採点し、それぞれに『あなたはどうやって女性にデートを申し込みますか?』とヒアリングしました。ふたつの結果を照合した結果、ルックスが魅力的な男性ほど、女性に対して『一緒にどこそこへ行きましょう』と直接的な誘い方をするのに対し、魅力の低い男性は、遠回しな誘い文句を用いたり、あるいは第三者を交えたデートを提案したりするなど、できるだけ相手に警戒させない戦略を練る傾向があることがわかったそうなのです」

じつはこれは、動物心理学のジャンルでも確認されている、オスに共通する傾向なのだと内藤先生は解説する。

「野生動物の世界では、体が小さいなど戦闘力に劣るオスの個体ほど、メスの寝込みを襲ったり、その気のない素振りで接近したりと、策士的な行動をとることがわかっています。つまりこれは、生物にあまねく染み付いた“弱者の戦略”ともいえるわけです」

弱者の戦略といえば聞こえは悪いが、持てるポテンシャルの範囲で最大限の成果を得るためには、こうした工夫は不可欠ともいえる。今できるかぎりの策を講じ、成功体験を積み重ねることで、いつか自信をもって直球勝負ができる男になれるなら、それもいいのかもしれない。
(友清 哲)

取材協力・関連リンク

関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト