恋愛に効く! 男女の心理大辞典 第249回

メール文面から好意を測る心理テク

2015.10.05 MON

恋愛に効く! 男女の心理大辞典


魅力的な相手に対するメールでは、文章は長くなり、誤字脱字が減る傾向あり。デジタル社会でも文面は正直だ (写真提供/KY / PIXTA)
パソコンやインターネットが普及する前は、手紙といえば葉書や便箋に手書きするのが当たり前だった。だからたとえば、密かに思いを寄せるクラスメートへの年賀状などは、ことさら丁寧に字を書くよう心がけたものである。

その点、誰が打っても同じ文字で表示されるメールのやりとりは、悪筆な人にとってはありがたいかぎり。手書きの文字と比べて気持ちが伝わりにくいところは、ちょっと味気ない気もするけれど…。

「いえいえ、メールだって見方次第で、文意とはまた別の情報を読み取ることができるんですよ。たとえば男女間で交わされるメールからは、相手に対する好意の度合いを測れることが、ある心理学者の研究によって明らかになっていますからね」

そう語るのは、心理学者の内藤誼人先生だ。一体どういうことか?

「仏ブルターニュ大学の心理学者ニコラス・ゲーガン氏はまず、インターネット上の個人広告に“友達募集”の告知を載せている女性のプロフィールを集め、ルックスが魅力的な女性とそうでない女性とに分類しました。そして、44人の男性被験者をランダムに割り振り、それぞれにメールを送らせる実験を行ったのです。そこで書かれたメールを分析したところ、魅力的な相手に対するメールとそうでないメールには、明確な違いが確認できました」

内藤先生によるとそれは、表現など恣意的に好意を示す部分ではなく、文字量やスペルミスの頻度に表れるのだという。

「まず文字量では、魅力的な女性へのメールが平均312.45文字であったのに対し、そうでない女性へのメールは190.45文字にとどまりました。そして1文あたりのスペルミスの頻度では、魅力的な女性へのメールで平均0.38個、そうでない女性へのメールで0.62個。つまり、魅力を感じる相手に対してのメールは、長く、丁寧に書かれる傾向が明らかになったわけです」

実験はフランス語で綴られたメールを元にしたものだから、スペルミスとは誤字脱字の頻度と解釈すればいいだろう。もし、気になる相手から届いたメールがいつも要件だけの短い文章であったり、誤字だらけだったりする場合は、残念ながら“脈なし”の可能性が高いことになる。参考までに覚えておこう。
(友清 哲)

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