恋愛に効く! 男女の心理大辞典 第257回

倦怠期を乗り越える魔法の言葉は…

2015.11.30 MON

恋愛に効く! 男女の心理大辞典


パートナーに対する愚痴は、無意識に相手に対する愛情を低下させる。それよりも、彼女への感謝の念をなるべく口に出して語るクセをつけるべきなのだ (写真提供/KAORU / PIXTA)
長く一緒にいる夫婦やカップルは、時に“倦怠期”というものに直面することがある。共にする時間が長くなるほど、相手に対する不満が募るのはやむを得ない気もするが、せっかく出会ったのだから、いつまでも円満な関係でいたいもの。

少しでも互いへの愛情を長持ちさせるためには、どうすればいいのだろう? 心理学者の内藤誼人先生に聞いてみた。

「誰しも恋愛感情がホットなうちは、愛しい相手のために何でもしてあげたいと思うもの。いわゆる無償の愛ですね。ところが人は長く付き合っているうちに、シビアなギブ・アンド・テイクを求めるようになりがちで、これが相手に対する不満につながることは多いでしょう。“自分はこれだけ尽くしているのに、相手は何もしてくれない”といった考えに陥らないよう、気をつけることが大切です」

内藤先生よると、これには心理学的な調査による裏付けもあるという。

「カナダのトロント大学の心理学者サマンサ・ジュエル氏が、恋人のいる男女216人を対象に、次のような実験を行っているんです。ジュエル氏は被験者を2つのグループに分け、一方は“これまでパートナーにしてもらったこと”を箇条書きで羅列させ、もう一方には“これまでパートナーにしてあげたこと”をやはり箇条書きで羅列させました。その直後、216人全員にパートナーへの愛情の度合いを測定する心理テストを実施したところ、相手からしてもらったことを書いたグループの方が、愛情の度合いが深くなっていたそうなのです」

人は明言、あるいは明文化した内容を、より強く意識するもの。この実験では、相手のために尽くしたこと、尽くされたことを一時的にはっきりと意識させたことが、パートナーへの愛情の度合いを左右したのだと内藤先生は補足する。

「つまり、パートナーに対して日頃から『あいつは何もしてくれない』などと愚痴っていると、愛情はますます薄らぐばかり。円満に長く付き合っていくためには、お互いに感謝の言葉を口に出し続けるよう習慣づけ、相手がしてくれたことを意識することが大切なんです」

いつでも「ありがとう」と素直にいえる関係であること。これが末永く一緒にいられる秘訣なのだ。
(友清 哲)

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