恋愛に効く! 男女の心理大辞典 第259回

恋愛できない原因は不幸な恋バナ?

2015.12.14 MON

恋愛に効く! 男女の心理大辞典


他人の不幸な恋バナは、時に興味深いものではあるが、あまり耳に入れ過ぎると、無意識に自分を恋愛から遠ざけてしまうことがある (写真提供/msv / PIXTA)
人は互いに傷を舐め合いたくなるときがある。「彼氏(彼女)に振られた」「恋人に浮気をされた」などと、寄り集まって互いの現状を嘆き合っているグループ、皆さんのまわりにも存在するのではないだろうか。

嫌なことがあった時、親身に相談にのってくれる仲間がいるのは心強いものだ。でも、同性同士でぼやき合っている暇があるなら、せっせと合コンへ行くなり、異性との接点を確保した方が有意義だと思うのだが…。

「振った、振られたなど、恋愛に関する失敗体験を誰かと共有することで、気が楽になるのは事実でしょう。でも、そうやって他人の失敗体験に触れていること自体が、無意識に恋愛に対する積極性を奪っていることがあるので注意が必要ですよ」

そう語るのは心理学者の内藤誼人先生である。このアドバイスは、次のような実験で得られたデータにもとづいているという。

「米テキサスクリスチャン大学の心理学者サラ・ヒル氏が、集めた大学生を2つのグループに分けて、次のような実験を行っているんです。ヒル氏はまず、Aグループには自分の恋人が浮気する可能性について、考えられるパターンを箇条書きで筆記させました。同じくBグループには、学業において失敗をする可能性について、やはり思いつくパターンを箇条書きさせました。その後、両グループに大人の写真と赤ちゃんの写真を見せ、好感度を測定したところ、Bグループと比較してAグループでは赤ちゃんに好感を示す人が明確に減ったそうなのです」

これはどういうことかというと、「人の感情は、直前の意識に大きな影響を受ける」のだと内藤先生は補足する。

「この場合、直前に恋人が浮気をするシーンを具体的に意識したことで、“家庭を持ちたい”という欲求が阻害されたと考えられます。つまり、恋愛に関してネガティブな情報に接するほど、無意識に自分を恋愛から遠ざけている可能性があるのです」

それでは幸せな恋愛にたどりつくのは難しい。他人の悩みにのってあげることも大切だけど、普段から仲睦まじいカップルに触れるなどして、幸せオーラを浴びる努力をすべきかも。
(友清 哲)

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