恋愛に効く! 男女の心理大辞典 第265回

「恋は盲目」はウソだった?

2016.01.25 MON

恋愛に効く! 男女の心理大辞典


恋をしても、相手に対しては盲目にはならない? 興味のある相手に対しては、誰しも観察力が増すという実験データが存在している (写真提供/Lopolo / PIXTA)
「恋は盲目」という言葉がある。人は恋をすると、相手のいいところも悪いところもすべて受け入れてしまい、正常な判断ができなくなってしまう状態を表すものだ。

そんな状態になるほど相手のことを好きになれるのは、それはそれで素晴らしい気もするが、パートナーを選ぶ際に、判断を間違えてしまうことがあったら困りもの。結婚してから相手の重大な短所に気づくなんて、人生の大惨事だ。

「安心してください。心理学の世界ではむしろ、その逆の現象が実証されています。相手に魅力を感じている場合ほど、相手に対する観察力がアップすることが、ある実験によって明らかにされているんですよ」

そう語るのは、心理学者の内藤誼人先生だ。詳しく聞いてみよう。

「これは米テキサス大学の心理学者ウィリアム・イックス氏が、実験によって証明したものです。イックス氏は初対面の男女38組のペアをつくり、まずは6分間の会話をさせました。その後、被験者それぞれに、録画しておいた映像を振り返りながら、シーンごとの相手の心情を読み解かせる実験を行いました。同時に、相手に対する好感度、魅力を感じた度合いを測定し、双方の答えを分析したところ、相手に強く惹かれていた人ほど、正しく相手の心情を見抜いていたことが判明したのです。つまり、相手に対して“素敵な人だな”と感じること自体が動機づけになり、観察力が増すのだとイックス氏は結論づけています」

たしかに、相手にまったく関心がなければマジマジと観察することはないし、下手をするとスマホをいじりながら、あるいはそっぽを向いて話すことだってありそう。

つまり「恋は盲目」の状態で見えなくなるのは、あくまで相手以外の世間や常識。2人さえよければ安心して相手と向き合えばいいのだ。
(友清 哲)

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