未婚女性の不幸率は「8.1%」と男女間で大きな差

日本の中高年独身男性「不幸率43.5%」に議論勃発

2016.05.30 MON

噂のネット事件簿


独身男性の不幸感の高さとは対照的に、独身女性の不幸感は低いという意外な結果に
「Newsweek日本版」に5月24日付けで掲載された記事「未婚男性の『不幸』感が突出して高い日本社会」がネット上で様々な議論を巻き起こしている。焦点となったのは、「未婚男性は本当に不幸なのか?」という点だ。

同記事は、教育社会学者・舞田敏彦氏が「第6回世界価値観調査」(国際非営利調査機関WVS発表)をもとに、日本、アメリカ、韓国、ドイツ、スウェーデンの5カ国で、30~50代の中高年男女の不幸感がどう違うかを、既婚者と未婚者で比較した内容だ。

それによれば、どの国でも既婚者より未婚者の方が「自分は不幸だ」と感じている率は高く、また、諸外国は未婚男性の約15~20%前半がこれに該当。一方、日本の未婚男性の不幸率は43.5%と際立って高く、これに反して、日本の未婚女性の不幸率は8.1%と諸外国の女性と同等程度だ。日本の未婚男女の感じ方の違いが如実に表れる結果だった。

この不幸率に対してTwitterでは、

「“男性は結婚して家庭を持って一人前”っていう性規範の所為で不幸になるっていうのはどれくらいあることなんだろう」
「これ、不幸と感じる理由が男女ともにとても気になる話。それはほんとに不幸なのか? 結婚で解消されるものなのか? と考えたくなる理由もありそうな」

と日本の未婚男性が不幸を感じる理由を知りたい、との声があがった。また、

「日本の場合、男性に関しては経済的困窮と非婚がセットだからだよね。独り身でも金があれば、それほど現状に不満は持たないだろうし」
「日本の未婚男性の不幸感が諸外国と比べて突出して高いというのは、日本人が持つ周囲への同調意識の強さと関連がありそうな気がするんだけどな」

と、様々な角度から何に未婚男性が不幸を感じるか考察した意見も。

さらに、同記事では、戦後の離婚率と自殺率の推移から、「離婚」は男性の自殺率を上げ、女性は低下させるとしている。舞田氏は、それぞれの要因を「男性は支える目的や情緒安定の場の喪失」「女性は家庭の諸々の束縛からの解放」と分析。ツイッターでは「未婚男性に不幸感を与え、女性の自殺率を押し上げる『結婚』ていらなくないか」など“結婚不要論”も飛び出した。

「結婚は不要」と考える人も少なくないが、現実に「不幸感」を抱えた未婚男性が多いことが判明した同調査。結婚と幸せの関係について、多くの人が考えさせられたようだ。
(山中一生)

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