高齢出産にもメリットが!?

「高齢出産=女性35歳~」男が知るべき出産の年齢事情

2016.06.15 WED

データ&心理学で! 恋愛カガク研究所 > 独身オトコ「妊娠」を学ぶ


「妊娠・出産のことは、できれば男性主導で話し合いましょう」(十倉先生)。ふたりの考えを共有し、お互いに妊娠・出産のイメージを持つことが“妊活“の第一歩になる 写真/PIXTA
近年、「女性の妊娠・出産の高齢化が進んでいる」とはよく聞く話。しかし、それが自分のパートナーに該当しているかどうかなど、しっかり向き合って考えたことはあるだろうか? 25歳・独身の僕は、正直、他人事にしか思えていなかったが、年上奥さんはいまや当たり前の時代…。今回は「出産の年齢事情」について、専門家に聞いてみた。

Q. 「高齢出産」とは何歳以上?
A. 初産婦が35歳以上、経産婦が40歳以上です

「近年はキャリア志向の女性が増え、以前よりも高齢出産とされる年齢が上がっています。しかし、理想的な出産年齢は20代半ばから35歳までで、それを超えると出産へのリスクが高まることには変わりありません」(産婦人科医・十倉陽子先生、以下同)

Q. 「高齢出産」のリスクって?
A. 妊娠合併症の増加、流産や先天性異常が起こりやすいことが挙げられます

「高齢で出産する女性は、妊娠高血圧症や妊娠糖尿病になりやすい傾向にあります。また、赤ちゃんに先天性異常が起こるリスクや、流産や帝王切開の可能性が高まります。日本産婦人科医会の調査では、日本人女性の5人に1人が帝王切開するというデータがあり、年々増加傾向です。帝王切開は赤ちゃんが無事に生まれやすい一方、自然分娩に比べて母体に負担がかかります」

Q. 逆に「高齢出産」によるメリットは?
A. 子どもの言語発達が良くなるとの研究結果があります

「イギリスで行われた研究の結果、出産時の母親の年齢が高いほど、生まれた赤ちゃんの言語発達が良くなることがわかりました。また、年齢を重ねたカップルは、若いころより精神的にも経済的にも余裕があるケースが多く、育児中の不注意による事故が減ったり、育児サービスを利用しやすかったりと、ゆとりある子育てができます」

Q. 男性側の年齢も子づくりに影響する?
A. はい。加齢によって挙児率が下がり、流産させる確率が増えます

「男性は年齢が上がると、精子の質の劣化、性欲の衰え、ED(勃起不全)などの可能性が高まります。また、社会的にも重要な役職を任されるようになり、出張が増えたり帰宅時間が遅くなったりと、性行為自体が少なくなりがちです」

Q. 「高齢出産」に該当するカップルは何をすべき?
A. ふたりでよく話し合うことが大切です

「女性は高齢出産に該当する年齢になると、子どもがほしいと焦りがちです。結婚の準備と並行し、子づくりの計画を進める人も多いでしょう。男性としては、焦らずにパートナーと一緒にしっかりと子育ての計画を立てることが大切。妊活して1年間子どもができなければ専門医に相談しましょう」

高齢出産という言葉は知っていても何が問題なのか知識不足だった僕にとって、真剣に考えさせられる話だった。妊娠・出産については、パートナーと話し合い、ふたりでしっかり学んでいくことが大切なんだな。

(村山伸/H14)

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