恋愛に効く! 男女の心理大辞典 第325回

【最新事例】やっぱり「吊り橋効果」は効果あり!?

2017.03.20 MON

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恋愛心理学においては古典的な「吊り橋効果」だが、現代の心理学者によってその効果はちゃんと実証されているのだ
写真提供:T2 / PIXTA(ピクスタ)
一緒に飲みに行ったり、遊びに行ったりするくらいには親密だが、男女の仲にはちょっと遠い。意中の彼女との、そんな関係に悩んでいる人もいるのではないか。

なまじ仲がいいだけに、うかつに距離を縮めようとすると、かえって気まずくなるかもしれない――。そう考えると、ヘタな行動を起こせない。相手に対して、どうにかリスクなく自分を異性として意識させることはできないだろうか?

「それなら、いわゆる“吊り橋効果”を狙ってみてはいかがですか? 狙った相手と一緒に、ドキドキするようなスリルを共有すると、それを恋愛感情と錯覚してしまうという、あれです」

そう語るのは、心理学者の内藤誼人先生だ。でも、たしかに吊り橋効果は有名だけど、本当に効果があるのかどうかは疑問である。

「1970年代に発表された吊り橋効果は、今では古典的ともいえるほど一般にも広まった理論です。実際、数年前に発表された最新の研究によっても、あらためて効果が実証されているんですよ。米テキサス大学・精神生理学研究所の心理学者シンディ・メストンが、これからジェットコースターに乗ろうとしている人と乗り終えたばかりの人、男性165名・女性135名を対象に、異性の写真を見せて性的な魅力を評価させる実験を行いました。その結果、ジェットコースターに乗る前の人より、乗った後の人のほうが、異性の写真に対して魅力を高く評価したばかりか、『この相手とデートしたいか?』という設問に対しても、高いポイントを示すことがわかったのです」

つまり、吊り橋効果は現代の心理学においても、しっかり実証されているのだと内藤先生は語る。

「これは“興奮の転移現象”と呼ばれる心理現象で、何らかの外的要因によって興奮している状態では、異性に魅力を感じやすいことが、たしかに証明されているんです」

古典的な手法と侮るなかれ。ジェットコースターでもお化け屋敷でも、使えるものは何でも使おう。さすれば、相手の気持ちをいつの間にか惹きつけることができる…かも!?
(友清 哲)

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