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市民メディアJANJAN、明日で休止

2010.03.30 TUE

噂のネット事件簿


7年間の歴史に幕を下ろすJANJAN、選挙情報は常に充実していた ※この画像はスクリーンショットです
「市民の市民による市民のためのメディア」をうたうニュースサイトJANJANが3月31日をもってサイトを暫時休止する。2003年2月から約7年間、日本の市民記者サイトを牽引してきたサイトの休止理由は3つあるという。

【1】急激な広告収入の落ち込みで社業を支えるだけの収入の見通しが立たない。
【2】IT技術の急速な発展で、ブログ、SNS、ツイッター普及以前から創り上げてきたJANJANのウェブサイトのシステムが時代遅れとなった。新しい技術を取り入れたシステムに更新する必要があるが、それには構想を練る時間が必要。
【3】市民がニュースを書くというネット時代に相応しい市民メディアを創造する、などといった目的はひとまず達成された。

終了直前ではあるが、「河村市長『ナゴヤ庶民革命』・議員団と激突のまま2月定例会閉会」や「松戸市立病院移転の是非を問う住民投票条例、本請求へ」といった社会派な記事が並び、さらには「【オムニバス】『最後』に、JANJANで訴えたいこと」といった記事のように、市民メディアの果たす役割について真剣に議論している記事なども読むことができる。

JANJANの暫時休止により、大手市民メディアとして残ったのはライブドアのPJニュースだけとなった。すでにツカサネット新聞、オーマイニュースがサイトを休止しており、2006年ごろ大いに盛り上がった日本の市民メディアの歴史も、変化の時を迎えようとしている。

2006年、オーマイニュース日本版が立ち上がった時は、編集長にジャーナリストの鳥越俊太郎氏を据え、テレビや新聞で多数報道されるほどの熱気を見せていた。市民記者と編集部のやり取りが可視化されたことや、コメント欄での活発な議論など、新たなメディアのあり方を提示したが、定着するまでには至らなかったようだ。

なお、JANJANをヲチ(ウォッチ)する2ちゃんねるのスレッドは、休止目前になり、活発に書き込みがされるようになっている。4月1日以降、JANJANは更新されないが、過去の記事を読むことは可能だ。

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