開幕までついに2週間余り!

上海万博の展示をみれば中国と世界の関係がわかる!

2010.04.15 THU



写真提供/AFLO
5月1日の開幕まで、あと2週間余りに迫った上海国際博覧会(上海万博)。会場面積328ヘクタール、目標来場者数7000万人と、70年に開催された日本万国博覧会(大阪万博/180ヘクタール/約6400万人)を上回る、史上最大規模の万博となることが予想されている。先の北京五輪を含め、これだけのイベントを実現できるのは、それだけ現在の中国に勢いがある、ということの証明。実際、パビリオン等を出展する国・機関も221と、これまた過去最多。つまり世界も、それだけ中国との良好な関係の構築に注意を払っているわけだ。当然、その筆頭となるのが日本。今回、政府が出展する「日本館」は、これまでに例のない、非常にユニークなものとなっている。

「館内は、日中の“つながり”をテーマとする、3つのゾーンで構成されています。中でもメインとなるのが、日中友好の象徴であるトキをモチーフとしたミュージカル。演出は日中を代表する演劇人が共同で行い、キャストはすべて中国人となります」(日本館のプロデュースに関わる、博報堂・国際博覧会室の川西太士氏)

ライブの演劇を展示のメインに置くことも異例なら、主要キャストを外国人にする、というのも例がないこと。これまでの日本の展示は、日本のテクノロジーを前面に押し出したものが“常道”となっていたわけだが、そこをあえて避けたあたり、技術的にも発展の目覚ましい中国に対する配慮がうかがえる、といったところだろうか。

「自国での開催回数も含め『万博先進国』である日本として、常道の一歩先を行く展示を見せたかった、という面もあります。先例のないタイプのパビリオンという意味でも、一見の価値があるのでは」(川西氏)

と、日本館側の意気込みは十分。実際、万博ファンの間では、規模だけでなく、内容的にも「大阪万博の再来」として前評判の高い上海万博。現在の中国と世界の関係を知る上でも、チェックしておきたい世紀のイベントといえるだろう。
(石井敏郎)


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