STOP身近な軽犯罪!

第1回 道ばたにつばを吐いたら罰金おいくら?

2010.11.22 MON

STOP身近な軽犯罪!


ちなみに全国で初めてつば吐きを条例で禁止したのは神戸市(平成9年)。ただし、罰則は軽犯罪法に規定があるので特に設けられていないとか 撮影/熊林組

道端につばを吐くのは法律で禁止されてる!?



やんちゃだったころからの癖か、プロサッカー選手の影響か、ところかまわずつばやたんをペッペッと吐いちゃう人っていますよね。かくいう筆者も、汚い話ですけど、鼻水をすすったり、せき払いをしたりすると、予想外の“大物”がお口の中に広がってしまい、思わず吐き出してしまうこともあります。

「でもそれは、軽犯罪法第1条26号違反です。最悪、逮捕されて拘留または1000円以上1万円未満の科料に処せられ、前科として残る場合もあるんですよ」

そうお話しいただいたのは無料法律相談や弁護士見積り比較ができる、弁護士ドットコムの山本尚宏さん。では、あらためて軽犯罪法の第1条26号をひもといてみましょう。

“二十六  街路又は公園その他公衆の集合する場所で、たんつばを吐き、又は大小便をし、若しくはこれをさせた者”

つまりは人が多く集まる場所で、たんやつばを吐いたり、さすがにうんこはしないでしょうけども立ち小便をする、あるいはさせたりするのはダメだと、しっかり法律で決まっているわけです。でも耳くそや鼻くそはどうなんですかね? 「たんやつばがダメということであれば、耳くそや鼻くそもダメだとも思われます。しかし、刑罰については、『法律なくては刑罰なし』という罪刑法定主義により、類推解釈は禁止されています。よって、条文上に耳くそや鼻くそと記載されていない以上、処罰することは難しいと考えられますね。なお、街中でたまたま吐いたたんやつばが誰かの洋服や持ち物にかかって、そのモノじたいの価値を損なってしまった場合は、軽犯罪ではなくより重い器物損壊罪にあたる可能性もあります」

わお、注意しないといけませんねー。

もちろん実際にこの条文が適用されて逮捕に至ることはめったにありませんが、調べてみると電車内でつばを吐いた人が鉄道警察に捕まっていたり(2009年10月23日東京新聞静岡版)、立ち小便を繰り返していた72歳の老人が捕まっていたり(2010年3月16日中日新聞)といったケースもあるようです。

これからの季節は飲み会も増え、気分が良くなって通りで立ち小便したり、逆に口の中が気持ち悪くなってつばを吐いちゃったりするかもしれませんが、くれぐれもみなさんご注意くださいませ。 コメントなどありましたら、右下の投稿ボタンよりおねがいします

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