あの話題の“その後”追跡隊!

第1回 「Second Life」ってどうなったの?

2011.01.11 TUE

あの話題の“その後”追跡隊!


実際にアカウントを取得してSecond Lifeのセカイへ。しかし、どこに行っていいのかまったくわからない…。2時間ほどウロウロしましたが、日本語を話すユーザーを見つけることはできませんでした

Second Lifeの“今”ってどうなってるの?



2007年ごろから、日本でも大きな話題となった3次元仮想空間「Second Life(セカンドライフ)」。「次世代のSNS」「YouTubeに続く注目サイト」などと紹介され、IBMやトヨタ、日産、富士通、三越など多くの大企業がマーケティングやプロモーション活動に利用し注目を浴びました。

しかし、企業の参入コンサルティング事業を手がけていた「株式会社マグスル」が、2010年4月1日にSecond Life事業から撤退すると発表。やっぱり、Second Lifeは廃れてしまったのでしょうか?

「Second Lifeを新しい広告の場として利用していた企業は、ほとんど撤退してしまいました。今は仮想空間内で乗り物や建物など、3Dオブジェクト(仮想空間に配置された立体物)を作るクリエイターたちのコミュニティとして安定しています」と話すのは、2007年に『セカンドライフの達人』(翔泳社)を執筆したネットメディアクリエイターの増田真樹さん。

「Second Lifeでは、本格的な3Dモデリングソフトと同等までとはいえないまでも、3Dでアイテムや建築物、乗り物などを手軽に作れます。さらに、プレイステーション3やXbox360でも使われている3Dエンジンを使用しているため、高度なシミュレーションも行えるんです。そのためSecond Life内に残っている少数のクリエイターたちは、3Dゲームや3Dモデルを作る試験の場として活用しているようですね」 ニッチなコミュニティとして今でも続いていたんですね! そういえば、「企業利用は減ったが、ユーザーは現在も増え続けている」なんてニュースを見かけました。しかし、ログインして日本人ユーザーの居住区に行ってみてもガラガラ…。とてもユーザーが増えているとは思えなかったのですが。

「Second Life内では、二人がそろわないとできないアクションや数人で行うイベントがあり、複数のアカウントをもつユーザーも少なくありません。なので、『アカウント数が多い=たくさんの人がいる』とは一概にいえないでしょうね。それに世界的に見ても、2007年当時よりもインターネット人口は増えていますから。ユーザー数が増え続けたとしても不思議なことではありません」

なるほど、ユーザーが増えたのはそのような影響があったからですね。海外のユーザーだけが増えているのであれば、僕が日本人のユーザーをなかなか見つけられないわけだ…。今後、Second Lifeが再び脚光を浴びる可能性はあるのでしょうか?

「Second Life だけにいえることではありませんが、iPadなどのタブレット型のデバイスが普及してきたので、それに適合した面白いキラーコンテンツが出てくると、また注目されるかもしれません。現在では、ソニーもプレイステーション3で3Dアバターを使った仮想空間『PlayStationHome』を展開しています。様々な要素が相まって、3D仮想空間がまたブームになるかも…。ただ、なかなか実現は難しそうですが(笑)」

とんと話題に上らなくなってしまったとはいえ、いまだ健在(!?)だったSecond Life。増田さんが言っていたような「面白そうなキラーコンテンツ」が出てくるのか!?  Second Lifeの“第二の人生”が楽しみです! あのニュースについて、知りたいこと、気になることがありましたら、右下の投稿ボタンから投稿して下さい。

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