今さら知っとく自衛隊/第2回

自衛官にはどういうタイプの人が多いの?

2011.05.31 TUE


集団生活が出来ない人、俺オシャレをなにより優先する人、一匹狼を気どりたい人は自衛隊が必要としないタイプ イラスト/ホリユウスケ
迷彩服に身をつつみ、最前線で働く。いざとなれば荒事も辞さない自衛官っていうのは、きっと運動大好きの体力自慢で兵器にやたら詳しく、血の気が多い奴ばかりが集まっているんだろう…。

そう思っている人いませんか? それ、誤解みたいですよ。

そもそも自衛隊の入隊審査には身体測定、健康診断、そして学力テストはあるのに意外にも「体力テスト」は存在しません。だから入隊時には一般と比べても体力のない人、運動の出来ない人も結構いるようです。とうぜん、新隊員の教育期間を通して“自衛官のレベル”まで鍛え上げられるみたいですが…。

「そりゃあ民間人より鍛えてますが、とりたてて運動好きっていうよりも『頭と体を比べれば、体を使った方がまだマシ』と思ってる程度の人が多いんじゃないかな? まあ幹部狙う人とか、職種によっても違うと思いますが」(陸上自衛隊Mさん)

それから兵器マニアが多そう、というイメージも間違いのようだ。

「任務に必要な範疇ならともかく、やたらとスペックがどうとか、数字上で強い弱いという知識を披露しても、あきれた目で見られることの方が多いぐらいですね」(陸上自衛隊Uさん)

どうやら兵器マニアの肩身の狭さに関しても、民間とそうは変わらない様子。また、サバゲー好き、私服に迷彩柄を着る人も特に民間より多くはない様子。「休みの日にまで、あんまりそういうのと関わりたくないって奴が多い(笑)」(同氏)。やっぱりそういうものですかね~。

血の気が多い~にしろ、聞いてみればやはり同じく「フツーですよ」「民間とたいして変わらないんじゃないですか?」の声。自衛官にありがちなタイプが見えてこない。ならば、それを導き出すには民間にありがちなタイプと違う点を探るのが早いかもしれないと考えた。自衛官一筋でない、一般企業と自衛隊両方を経験した人に聞いてみたら…。

「私が任期制の陸上自衛隊に入隊した時にはヤンキー上がり、元甲子園球児、アニオタ、会社が嫌になったサラリーマン。中学出てから3年間引きこもった後の奴もいたし、東大よりも面白そうと休学して来た奴も…。たかだか100人程度の同期を見渡しただけでもいろんな奴がいました。確かに私自身も、入隊前は類型的なイメージを持っていましたが、入隊して『自衛官にありがちなタイプ』なんて、それこそ色眼鏡つけなきゃ見つからないということを感じましたね」との答え。

ごもっとも。

どこか画一的なイメージで見られることが多いけれど、いろんなタイプの人がいていちがいに言えないってのは一般企業と同じみたい。まあ、考えてみれば当然なんですけどね。

(即応予備自営ライターU)

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