東京タワーに大阪城天守閣…

節電の冬を彩る「グリーンエネルギー・クリスマス」とは?

2011.11.23 WED


昨年行われた東京タワー「クリスマスイルミネーション2010」の様子。今年は消費電力を昨年比約42%削減し、使用電力の約13%は深夜電力もしくは太陽光による蓄電でまかなうが、きらびやかな巨大ツリーは健在だ
夏から引き続き、節電ムードのまま突入した今年の冬。例年ならクリスマスに向けて、街がイルミネーションでキラキラし始める時期だけど、今年はどうなるのだろうか。

そこで注目を集めているのが、平成20年から資源エネルギー庁が呼びかけている「グリーンエネルギー・クリスマス」。クリスマスイルミネーションやコンサート等に際して、太陽光や風力など、地球に優しい再生可能エネルギーを利用して得られた電力の使用を奨励する企画らしい。これなら気兼ねなく楽しめるかも。

「昨年は大型ショッピング施設からホテル、地方自治体まで全国106団体、今年は現在まで130団体の参加が決定し、規模が拡大しています。被災地への配慮も含め、今年も実施するかどうか議論を重ねましたが、この時期だからこそ、楽しみながら再生可能エネルギーへの理解を深めていただこうと考えました」(資源エネルギー庁 三浦修二さん)

とはいえ、各イベントの電力を再生可能エネルギーだけでまかなうのは、まだまだ難しい。そこで「グリーンエネルギー・クリスマス」に参加する事業者や団体は、「グリーンエネルギー証書」を購入。その代金が再生可能エネルギー事業者の資金に当てられるため、間接的に再生可能エネルギーの普及に貢献し、グリーン電力を利用したと見なされるのだ。

三浦さんによれば、すでにスタートしているイルミネーションでは、東京タワーで12月25日まで行われる「クリスマスイルミネーション2011」が太陽光で蓄電した電力を利用。また、来年2月14日まで行われる新宿パークタワーの「クリスマス2011」では、約10万個の電球に環境負荷の低いLEDを使い、噴水広場などをライトアップしているのだとか。

そのほか、兵庫県の「神戸ルミナリエ」、埼玉県の「けやきひろばイルミネーション」、佐賀県の「ハートライトフェスタ2011」、大阪城天守閣や愛媛県・松山城の天守閣、山形県・上山城のライトアップなど、環境配慮型のイルミネーションは全国各地で開催される予定。節電や自粛も大事だけど、この冬はクリスマス気分を満喫しながら、電力問題について考えてみては?
(橋川良寛/blueprint)

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