補助金いろいろ大研究/第4回

ボランティア活動、個人にも助成金

2011.12.13 TUE


最近では60歳以上のシニアがボランティア活動に従事することが多いそう。R25世代も負けていられない!? 画像提供:おさや/PIXTA
東日本大震災以降、被災地へ復興支援に向かう人たちも多く、ボランティア活動に関心を持ち始めた人も少なくないはず。実はこのボランティア活動にも助成金が支給されることを知っていましたか?

全国社会福祉協議会によれば、ボランティア活動に資金援助をしている団体は数百にも及び、その目的は復興支援、高齢者や障害者の福祉、青少年育成と千差万別。また助成額も数万~数千万円と幅広く、どの程度の助成金が支給されるかは各ボランティア団体の活動目的によるそうです。

その中で個人の活動でも受けられる資金援助はないものかと調べてみたところ、大同生命厚生事業団が個人への助成を行っている様子。どのような制度なのかお話を伺ってみました。

「私たち事業団の助成の中で特にR25世代とかかわりの深いものだと、『サラリーマン(ウーマン)ボランティア活動助成』というものがあります。個人の場合はサラリーマン(ウーマン)であること、もしくはグループの構成が80%以上サラリーマン(ウーマン)であることを条件に、『高齢者福祉』『障害者福祉』『こどもとの交流』のいずれかの目的に対して原則10万円、活動内容が優れている場合は20万円を上限に支給しています。平成23年度は4月1日から5月31日までの2カ月の募集期間中に26件の応募があり、12件の活動が採用されました」(大同生命厚生事業団の河合さん)

なるほど。応募すれば必ず助成金が受け取れるというわけではないのですね。ちなみに活動内容が“優れている”かどうかはどのような基準で判断しているのでしょうか?

「応募時に活動テーマや使途内容を記入していただき、それを参考に当財団選考委員会が順位付けをして助成対象者を決定します。近年20万円が支給された事例ですと、視覚障害者のランニング支援や思春期ピアカウンセリング(同じ悩みを持つ者同士が対等な立場でカウンセリングを行うこと)事業の立ち上げなどがありますね」

応募者は基本的に平日が仕事のため、土日や祝日などを利用してボランティア活動を行っているそう。また個人の趣味や関心のあることをボランティア活動につなげていることが多いのだとか。自分の日常生活や身近なことが誰かのためになり、しかも資金援助を受けられる可能性があるのは心強い! いきなりボランティア団体に参加して活動するのもいいですが、ハードルを少し下げ、自分のできることから少しずつはじめてみるのもいいかもしれませんね。

(村上広大)

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