2100年、世界人口100億人になったら…

「3人に1人はアフリカ人」時代へ

2012.03.01 THU


※2012年の世界人口70億人を“700人”に置き換え、2100年の世界人口100億人を“1000人”と置き換え算出
国連人口基金は昨年末、世界人口が70億人を突破したと発表した。

世界人口が10億人に達したのは1800年代。人類誕生から十数万年もの時間を要している。しかし、そこから200年余りで70億人に到達。さらに、国連の予測によれば、2100年には100億人の大台を超えるという。

人口増加率を見ると、断トツはアフリカ。欧米、アジアが軒並み横ばいなのに対し、増加率世界トップのザンビアは2012年と比べて約10倍もの人口増加を遂げると予測されているのだ。

こうした世界人口の変化を、「世界がもし700人の村から1000人の村になったら」形式で計算してみると、2012年に106人だったアフリカの村人は、2100年には353人に増えることがわかる。つまり、3人に1人がアフリカ人になるわけだ。

国別では、現在世界最多で134人を占める中国人は93人に、2位で125人いるインド人は153人になる。他にも、アメリカ人は31人から47人と増加、日本人は13人から9人と減少する。

だが、そもそも地球はこれほどの人口増加に対応できるのだろうか。FAO(国際連合食糧農業機関)日本事務所はこう話す。

「食糧生産が現状のまま、世界人口が100億人になった場合、1人1日あたりの供給カロリーは、2007年と比べると平均して約3分の2に減る見込み。これを回避するには、持続的農業生産、農村開発への投資促進、技術革新による生産性の向上、全世界的なガバナンス強化などが必要です」

また、農林水産省も「食料生産は、2000年の推計で年率1.3%増と鈍化傾向。人口増加に対して食料生産の伸びが十分ではないため、途上国を中心に大規模な食料危機の発生が危倶される」と指摘する。

地球が“100億人乗っても大丈夫”であるよう、今から様々な準備をしておく必要がありますね。
(石原たきび)


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